今更なんだが、丸川珠代の「スポーツの力」関連の発言は日本国民の誰の心にも響かなかっただろうし、誰の魂をも震わすことはなかったんだろうと思う。今更なんだが。
でも、なんでだろうか、この歌は響く。あの発言とは関係があるわけではないのだけど、魂を震わしてくれる。わからないけど泣けてくる。郷愁とか、懐古とか、僅かな希望とか、あたり前のやさしさとか、色々な感情の波が静かに、とても静かに僕に向かってやってくる。寄せては返し、やってくる。気持ちが渦巻く。
スポーツの力というのは確かにあるだろう。それは言葉だけのものではない。実際にスポーツの力というものを感じたこともある。だがあの政治家からの言葉は日本国民には届かなかった。ときに言葉とはそういうものだ。
でもこの唄の音楽と言葉は、多くの野球ファンの心に届いていると思う。この唄には嘘はない。
東京オリンピックを開催するのかどうか知らんけど、開催しても・開催しなくても、どちらでもいいんだけど、この国の現在の現実はつらい。ウィルスに完全にやられている。さっきまで溢れてた言葉にやられてしまわないように。
手紙を待つあの人に、届けばいいのに。
かっとばせ かっとばせ みんな!
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