夏である。夏になると見たくなる映画が「サマータイムマシンブルース」で、よしもとよしともの短編漫画「オレンジ」も読みたくなる。夏は楽しい。楽しいのが夏だ。でもそれだけじゃない。
今年開催するはずだった東京オリンピック2020の野球競技の日程に合わせて、WBSCのサイトで再配信されている過去のオリンピックの試合、Olympic Rewindシリーズ。遅くなりましたが、16年前の2004年8月4日はアテネ五輪の準決勝である。日本vsオーストラリア。ぼくらの哀しい夏の記憶。忘れられない、忘れてはいけない、あの日の夏のこと。ららららー。
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オーストラリア代表の3番キャッチャーのディンゴことデビッド・ニルソン(元中日)は、昨年のプレミア12ではオーストラリア代表の監督であった。時は流れる。季節は巡る。俺たちはいつまでも若くはない。
WBSCのサイトで、unforgettable pitching duel、と紹介されているこの試合の日本代表の先発はエース松坂大輔である。オーストラリア代表の先発は後に阪神タイガースに入団するオクスプリングである。ディンゴと共にオーストラリア代表ではコーチをつとめていた。オクスプリングは7回途中まで日本代表を無失点に抑え、ジェフ・ウィリアムスにスイッチ。阪神タイガースのウィリアムスである。結果は、皆さんもご存知だろう。初のオールプロで結成された日本代表で挑んだアテネ五輪であったが、届かなかった。届かなかったのである。すぐそこに、すぐ目の前にあるのに、どんなに手を伸ばしても届かない。あの夏。
一人一人がそれぞれの場所で踏ん張るんだ!でもがんばらない!怠けないこと!
そんな感じで。