2017WBC優勝のアメリカ代表メンバーであり、2018年にはレッドソックスでワールドシリーズ制覇、メジャー通算1999安打、257本塁打、オールスター4度出場、ゴールドグラブ2度受賞という輝かしい経歴をもつ元メジャーリーガー、イアン・キンズラー。イスラエルにルーツをもつイアン・キンズラーが、東京オリンピック限定で現役復帰し、イスラエル代表に合流する。
というニュースは去年の春にも流れたので驚くことはないのだが、東京五輪が延期になって、忘れていたよね。
【訂正】
イスラエル代表は東京五輪オープニングラウンドのグループBに入ると思われます。
イアン・キンズラーは走攻守そろったメジャー屈指の2塁手であったが、2000本安打まであと1本、というところで2019年に現役を引退した。
大谷翔平がエンゼルスに入団し、メジャー初ホームランを打ったときに、チームメイトからサイレントトリートメントの洗礼を受け、たまらず最初に駆け寄り子供のように肩をゆすった相手がイアン・キンズラーである。どうでもいいが。
イスラエルが団体球技でオリンピックに出場するのは、サッカーで出場したモントリオール1976大会以来のこと。
「私が育った国だから、米国を代表することは間違いなく名誉。しかし自分が受け継いだもの、自分の血統というか、自分が自分である理由の1つ、これらを表現できることはまた別のことであり、これもまた名誉なことだ」
「願わくば、オリンピックでいい試合、いいプレーをしたい。そしてメダルを獲得してイスラエルの人たちに野球と青少年野球活動のことをもっと知ってもらいたいと願っている。オリンピックでいい試合ができれば、そこで野球が発展するはず」
キンズラーはインタビューにこう答えた。