東京オリンピック世界最終予選に出場予定であったオーストラリア代表が、出場を辞退する決定を下した。
世界最終予選の開催地が台湾からメキシコに変更になったことに伴い、感染リスクや隔離義務、フライトの確保などのさまざまな問題が生じ、オーストラリア代表は夢の五輪出場を諦めるしかなくなったようだ。
開催地変更が1ヶ月近く前に決まっていたことを考えると、ギリギリまであらゆる手段を検討していたのだろうが、最終的には辞退という選択になってしまった。
オーストラリアは野球強豪国とまではいかないが、WBCとは違い、メジャーリーガーが出場しないオリンピックやプレミア12では上位進出が期待できるチームである。五輪には1988ソウル五輪から2008北京五輪まで5大会連続で出場している実績もある。2004アテネ五輪では、初のオールプロで出場した日本代表をオーストラリア代表は予選リーグ、準決勝で敗り銀メダルを獲得している。
世界最終予選は中国、台湾、オーストラリアが出場辞退となり、ドミニカ共和国、ベネズエラ、オランダのみ3カ国の出場となった。
オリンピックに野球が不要なのかどうかは知らんが、個人的にはオリンピックでの競技採用を目指すよりもWBCという大会を成熟させるほうが優先順位は上だと思うが、考えを変える時期にきているのだろう。
オリンピックに頼らないグローバル化の方法をWBSCは、ラグビーなどの競技を参考にして、これを機に再考すべきではないのか。