ビッグニュースは夜中にやって来る。
遂に、その男が世界の舞台に立つ時が来たのだ。
アーロン・ジャッジ ── メジャーリーグのホームラン王であり、ニューヨーク・ヤンキースの象徴的存在。その彼が、2026年開催の第6回WBCでアメリカ代表キャプテンとして初出場を果たす。
彼の一挙手一投足に、すべての野球ファンが熱狂する未来が目の前に広がっている。
かつてジャッジはこう語っていた。
「国を代表できるのは光栄なことだけど、自分の優先順位はニューヨーク・ヤンキースの優勝だ。特に、9年契約を結んだ以上、その責任が第一だと思っている。もちろん4年後にまた機会があれば、挑戦したいと思うけどね」
その言葉通り、前回大会では出場を辞退していた。しかし、今回── 彼はついにその決断を覆し、アメリカ代表入りを表明したのだ。
アメリカ代表監督のマーク・デローサは、米スポーツ局「MLBネットワーク」の番組内でこう語りかけた。
「2026年に向けて私は、今回キャプテンを務めるべき“ある人物”がいると思っている。新人王も受賞していて、オールスターには6回選出されている。彼はニューヨーク・ヤンキースでライトを守っている男だ。さあ、行こう。アーロン・ジャッジだ!」
その言葉に応えるように、画面に登場したジャッジはこう述べた。
「正直なところ、前回大会をただ家で見ているだけというのは、あまり気持ちのいいものじゃなかった。米国代表が戦う姿を見ながら、自分もその場にいたかったと思ったよ。でも、今回はチャンスをもらえた。そしてキャプテンを務めることは、本当に特別な名誉だと思っている」
2022年、62本塁打というアメリカン・リーグ記録を打ち立てたジャッジ。
その打撃はもはや伝説と化している。選球眼の鋭さと圧倒的なパワーは、どの国の投手であれ脅威に違いない。
彼の存在がアメリカ代表にもたらす攻撃力の向上は計り知れないのは自明なことで、そして何よりWBCそのものの注目度をも押し上げる。
ジャッジが出場する試合の視聴率は跳ね上がり、そのプレーは若い世代に新たな夢を植え付けるのではないだろうか。
アーロン・ジャッジ。彼の名前は、もはやただの野球選手を超えている。2026年、彼が世界の舞台で見せる「新しい野球」とは一体どんなものなのか。その答えを目撃する日が待ち遠しい。
日本の野球ファンは、ナショナル・リーグMVP大谷翔平と、アメリカン・リーグMVPのアーロン・ジャッジがワールドシリーズにつづき、WBCの舞台で激突する姿を想像するだけで生きていける。
👇これまでの歴代WBCアメリカ代表はコチラから