世界野球プレミア12。日本で始まったスーパーラウンドの2日目である。あの曲が流れるとテレビに目を向けてしまうのである。思うつぼなのである。
スーパーラウンド
日本vsアメリカ
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
USA | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 |
JPN | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 3 |
(日)高橋、山岡、嘉弥真、大野、山本、中川ー甲斐、會澤
1 | CF | 丸佳浩 |
2 | 2B | 菊池涼介 |
3 | LF | 近藤健介 |
4 | RF | 鈴木誠也 |
5 | DH | 吉田正尚 |
6 | 1B | 浅村栄斗 |
7 | SS | 坂本勇人 |
8 | C | 甲斐拓也 |
9 | 3B | 外崎修汰 |
P | 高橋礼 |
さて、侍ジャパンの先発はアンダースロー枠の高橋礼だが、前回のプエルトリコ戦のような安心感はまるでなかった。いや、高橋の出来が悪いわけではなく、まあいいというわけでもないが、アメリカの対応力が高かったように思えた。ほとんど外野にすら打球が飛ばなかったプエルトリコに対してアメリカはポンポン飛ばしてた。とにかく振れてるアメリカ打線であった。結果として4回2失点の高橋礼。打てない日本打線を考えればよろしくないよ。中継ぎも踏ん張れなかった。不用意な失点もある。大野がアデルに打たれたホームランなどは好投していただけに、本当にもったいなかった。とにかく侍ジャパンの生命線は投手陣である。慎重に、慎重に、慎重にいくしかないのだ。
打線は、ただただ浅村だった。お誕生日おめでとうの浅村が3打席連続タイムリーで3打点。だがその後がつづかない。1点差に詰め寄るのだが直後にアメリカにまた離されるという笑えない展開。あと一本が出ない。取られてはいけないところで取られる。1点を追う最終回の攻撃もなんの工夫も見られなかった。チャンスすら作れなかった。侍ジャパンは一度もリードすることなく惜敗である。え、惜敗か?
アメリカは噂のアイツ、ジョーダン・アデルが脅威の俊足と長打力を見せつけてくれた。ボビー・ギレスビーみたいなヒョロっとした長身で4番サードらしくない4番サードのボームも面白い選手だった。覚えておこう。そうしよう。あ、あとプエルトリコ同様にアメリカも第3のユニフォームを着用していたね。先日アップしたユニフォーム記事を可及的速やかに更新しておきます。
メキシコvsオーストラリア
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
AUS | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
MEX | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
メキシコは2本のホームランとタイムリーで3得点、快勝である。先発のベラは5回を無失点に抑えて、4人のリリーフ陣は1本のヒットも許さず完璧であった。投手陣は5試合で計5失点、SRでは無失点である。打高投低のチームの触れ込みだったが今大会では守りが固い。大崩れがない。チームとしてきっちり機能しているな、という感じである。
韓国vs台湾
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
TWN | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 7 |
KOR | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
韓国の先発はW左腕エースの金廣鉉であったが4回途中3失点。韓国にすれば誤算だろう。台湾はオリックスの張奕が先発。7回途中まで無失点の好投で3強の一角を崩した。7回には陳俊秀の3ランホームランが飛び出した。
この対戦は単にスーパーRの一戦だけにとどまらない。東京五輪のアジア枠を賭けた戦いでもあるので、両国とも負けられない。2連敗している台湾はなおさらである。とはいえ点差を含め予想外の結果だった。安定した投手陣を誇っていた韓国が7失点とは台湾恐るべし。
日本、韓国、メキシコの3強では全勝がメキシコだけとなった。アメリカに負けて、こりゃヤバい、となった侍ジャパンだが、なんと韓国も敗戦となった。ナイス台湾。おかげで踏みとどまることができた。でも厳しい状況に変わりはない。この状況では今日のメキシコ戦は絶対に負けられない。勝ってともに3勝1敗にしなければならない侍ジャパン。