侍ジャパン コーチ・インタビューは、前回の白井一幸ヘッドコーチ編につづいて、吉井理人投手コーチ編である。
メジャー経験があるコーチというのは心強い。2023WBCの侍ジャパンにメジャーリーガーが招集されるかどうかは微妙なところなので、やはりコーチ陣に元メジャーリーガーがいるのは何かと安心な気がする。前任の建山義紀も元メジャーリーガーだが、なんか違う。
筑波大学大学院の人間総合科学研究科博士前期課程体育学専攻野球コーチング論研究室の学生として野球のコーチング理論を研究していた、という経歴も、よくわからないが、力強いじゃないか。
「こいつ非常識なボールを投げてるぞ」という投手を見つける。独特な言葉で面白いなあ、と思った。個人的に、野球とはあまり関係ないとは思うのだが、自分の言葉を持っている人が好きだ。監督・コーチとして有能なのかはわからないのだが、なぜか信頼できるような気がしてしまう。
投手コーチとしては、やはり人選で難しそうなのは中継ぎ陣のようである。先発三本柱は、メジャーリーガーの招集次第で変わってくるだろうが、現状の日本野球を鑑みればなんとなくわかる。だが中継ぎ陣は難しい。正解があることではないので、尚更である。
それにしても白井一幸といい、吉井理人といい、妙に知的である。
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