侍ジャパンを彩るBGMには公式アンセムと、テレビ中継などで流れる放映テレビ局独自のテーマ曲があるのだ。そして球場ではチャンテ。
アンセムとテーマ曲はどちらの曲も、まあ、聞いたことがある曲だと思うのだが、どっちがどっちだったか?などと混乱してしまうこともある。
なので、ここできちんと二つの曲を覚えて応援の際に、普段使いに、口ずさむときに、区別できるようにしよう。
侍ジャパン公式アンセム「結束」
まずはやはりこちら。
公式アンセム「結束」である。
この曲は侍ジャパンの試合前に球場などでよく流れている。公式なので、当然のことにこの曲こそが侍ジャパンの曲なわけである。
👇侍ジャパン公式アンセム「結束」👇
プレイボールを待つ間に、この曲が球場で流れてくると、わけもなく涙が流れたりする。そんな自分が愛おしい。
応援のときに口ずさむ、と書いたが、歌詞はない。うおうおうおー、とか、わうわうわー、という重低音ボイスが響くだけである。
侍ジャパン・テーマ曲「Separate Ways」
もう一つの曲が、アメリカのバンドであるジャーニーの「Separate Ways」だ。この曲はTBSがWBC関連番組などで使いはじめたのだが、歴史があるぶん、公式アンセムを超える認知度といっていいほどファンからは親しまれている。
一方、テレビ朝日での放送では布袋寅泰の「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」が使われている。「新・仁義なき戦いのテーマ」である。だが、やはりこの曲はあくまで「新・仁義なき戦いのテーマ」であり、キル・ビルのテーマなので、この曲を聞いても侍ジャパンやWBCを想起することはあまりない。
その点、日本人には知名度が低いと思われるジャーニーの曲を使ったTBSはすごい。
サッカーのワールドカップなどのように、大会ごとに応援ソングを作るのではなく、侍ジャパンといったら、これ!ジャーニー!としたのは正しかったのではないか。テレビをつけっぱなしで下を向いていても、この「Separate Ways」が聞こえてきたら、あっ!って顔を上げますよ。何をしていても上げますよ。
ちなみに北京五輪の星野ジャパンの公式応援ソングとして、奥田民生の「無限の風」が採用されたことがあるが、あまり浸透しなかった。
とにかく、ジャーニーの曲のイントロが聞こえてくると、侍ジャパンの試合がはじまる!と、感情の高ぶりが抑えられないのである。テレビの前だけど。
👇TBSの侍ジャパンといえば、コレ👇
ちなみに歌詞は野球とは関係ない。別れた元カノに未練タラタラで語りかける、近松秋江の「別れたる妻に送る手紙」のような歌詞である。
サビの、サムデイ!らへんの日本語訳はこんなんである。
いつか 愛は君を見つける
君を縛りつける鎖を壊す
ある夜 君は思い出す
僕らがどうやって出会い
そして別々の道を歩んだのか
この二曲をきいて、うおーっ!ぱしゃーっ!ぽっちょ〜ん、などと興奮したり明日が待ち遠しくなったり、深夜に部屋の模様替えをしたくなったりする君は、侍ジャパンだ。ちがう?
侍ジャパン・チャンステーマ
侍ジャパンのチャンテは現在は球場で収録済みの音響として流れていて、観客が歌うことは禁じられている。収録済みの音響のため、歌詞の選手名はすべて「侍」に置き換えられている。
「スーパースター」
ニッポン!
ニッポン!
※ゆけ 侍よ!
世界をつかめ ニッポン!
Let's Go! OhOhOh Let's Go!
Let's Go! OhOhOh Let's Go to WIN!
ニッポン!
ニッポン!
ニッポン!
○○(選手名)!
(※繰り返し)
「チャンス侍」
※ニッポン! ニッポン! ニッポン!
ここで打てよ ○○(選手名)!
オイ! オイ! ○○(選手名)!
オイ! オイ! ○○(選手名)!
オイ! オイ! ○○(選手名)!
オイ! オイ! オイ! オイ!
オイ! オイ! ○○(選手名)!
(※繰り返し)
ニッポン! ニッポン! ここで打てよ ○○(選手名)!
👇侍ジャパン・チャンステーマ👇