侍ジャパンと、ユニフォームと

野球日本代表、すなわち侍ジャパンのユニフォームなどに関する二、三の事柄。日本代表ネタ、国際大会ネタがないときは野球カードでつなぎます。お許しを。

【侍ジャパン栗山監督が春季キャンプを巡る】

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3月に予定されている台湾との強化試合「侍ジャパンシリーズ2022」に出場する選手の選考は、これからの野球界を引っ張っていくであろう期待の若手中心の選考になることを栗山監督は示唆している。東京五輪出場メンバーからの選考メインではなく、2023WBCに向けて新戦力発掘の場になるということだろう。

というわけで、12球団の春季キャンプ視察を終えた栗山監督が注目した選手たちを、球団ごとにまとめてみた。

 

オリックス・バッファローズ

椋木蓮(投手)

東北福祉大卒の今年のドラフト1位。

「さすがに(ドラフト)1位だな、というボールを投げている。きょう見ても、ボールが楽しみ」

 

来田涼斗(外野手)
昨年7月13日の北海道日本ハム戦で高卒新人史上初の「初打席初球本塁打」を、栗山監督の前で放ち鮮烈デビューを飾った。

 

 

福岡ソフトバンク・ホークス

甲斐拓也(捕手)

若手主体の選考としながらも、栗山監督は日本代表不動の正捕手・甲斐拓也の招集を示唆した。

「捕手だけはそこ(来年のWBC)に向かって早めにスタートしなきゃいけない。甲斐拓也という選手のすごさは誰が一番知っているかって、僕が一番彼にやられまくった」

 

 

千葉ロッテ・マリーンズ

佐々木朗希(投手)

「正直スケール感が違うボールの感じも。なおかつ、これだけのボールを持っているのに安定感がどんどん増す。やっぱりスケール感が違うよね。選ぶとか選ばないとか今は言えないけど、間違いなく日本のエース格の投手」

 

松川虎生(捕手)

市和歌山高卒業の今年のドラフト1位捕手。

「一番、気になりました。なんていうかな、座った瞬間のなんともいえない座りの良さというか、さあいらっしゃいと出せる雰囲気とか。落ち着いた感じのキャッチャーだなとすごく感じましたね」

 

 

埼玉西武ライオンズ

森友哉(捕手)

「攻撃的なことを考えたら最高の捕手」

 

源田壮亮(内野手)

「いつも試合していてショートが2人いるのかなと思ってやっていた。あそこまでいくと絶対的な信頼というか、逆にもう敬意です」

 

 

東北楽天ゴールデンイーグルス
早川隆久(投手)

「それはもう素晴らしい投手。1年経験してさらに今年は安定感を増すだろうし、もっと良くなると見てます」


安田悠馬(捕手)

愛知大卒の今年のドラフト2位捕手。

「雰囲気はやっぱりいい。攻撃力があって捕手をやれるのは素晴らしいこと。これからすごく楽しみに見ています」

 

 

北海道日本ハム・ファイターズ
五十幡亮汰(外野手)

「五十幡のスピードというのは非常に大きい。あいつの守備力っていうのは、絶対的な信頼を持っているから」

 


東京ヤクルト・スワローズ
奥川恭伸(投手)

「素質はもう全然ある。楽しみでしょ。トータル的な数字は実績として残っているわけではないけど、重圧がかかった試合、大事な試合のときにどういう姿なのか。すごく見させてもらっている」


塩見泰隆(外野手)

「伸びしろが、まだ全然ある」

 

 

横浜DeNAベイスターズ
佐野恵太(外野手)

「いい打者なのは間違いない。信頼はある。来年のWBCで、こういう打順が組めたらどうなるのかなという目でしか見ていない」

また山崎、三嶋のブルペン陣の投球にも熱視線を送っていた。

 

 

読売ジャイアンツ
吉川尚輝(内野手)

「みんなが考えているような選手です。もちろん巨人には岡本選手、吉川選手だったり、いい選手がいっぱいいる」と、戸郷、高橋らとともに吉川が候補リストに入っていることが判明。

 

 

広島カープ
小園海斗(内野手)

「チームが勝っていく上で、守りが重要と言われるポジションで、なおかつ攻撃力もある選手はなかなか出てこない。そういう素材は日本の球界にとって宝物」と高評価。

 

 

阪神タイガース
近本光司(外野手)

「スピード、バットコントロールのうまさ。アメリカに勝つことを考えると、たくさん塁に出ないと話にならない。足が使えないと、日本が勝つなら少数点差を抜けていく感じなので。近本選手はそういう意味で素晴らしい選手であることは間違いない」


佐藤輝明(内・外野手)

「本当に楽しみなので、これから、球界のために大きくなってくれると信じています。僕が誰を選ぶとかということは言えませんけど、非常に楽しみな選手であるのは間違いない」

 

 

中日ドラゴンズ
根尾昂(内・外野手)
石川昂弥(内野手)

「1軍では結果が出ていないけど、その世代までこっちが枠を広げるかどうか。今言った子たちも個人的な感情から言ったらオレ好きそうじゃん。でもそこまで広げるとメンバーが60人になるので、どう選択するのかそこは考えます。死ぬほど悩むでしょう」

 

3月の強化試合は野手は若手主体で臨むことを明かしているが、バッテリーについては「ある程度力のある人たちで前に進めたい」ということのようだ。

西武の森に中日の木下などの実績ある捕手に、今年のルーキー捕手を2人ピックアップするなど、甲斐拓也のバックアップ、もしくはポスト甲斐を重要視しているようだ。

甲斐・源田など経験のある選手を野手の中心に置いて、残りをダイ未招集の若手で囲むような布陣になるのだろうか。