令和5年3月22日の日刊スポーツ。
次回の第6回WBCは、準々決勝から全チームがアメリカに集結して戦う。
しかも日本が準々決勝で対戦する最有力候補はドミニカ共和国、ベネズエラなのだ。日本は未だWBCではこの2カ国と対戦したことがない。
遂に初対戦となるかもしれない。
東京ドームで見ることはできないが、まあいい。
とにかく、次回は準決勝に進むのも非常に困難を伴う、というわけである。
生き返った村神様、ってえのは大会中ずっと不振だった侍ジャパン4番の村上宗隆が、1点ビハインドの9回裏に劇的な逆転サヨナラタイムリーを打ったからで、まあ、WBCにはドラマがある。
ということだ。
一面が見開きなのは優勝時くらいしかないのだが、この準決勝のサヨナラ勝ちは優勝に匹敵するくらいの劇的さだった。
もちろん3点差を追いついた吉田正尚の同点3ランホームランも劇的。かなり劇的。
この素晴らしい逆転劇の導火線に火をつけたのが、9回裏のトップバッター大谷翔平。
ヘルメットを投げ飛ばし激走してのツーベースヒットを放ち、塁上で両手を振り上げて仲間たちを鼓舞する姿は忘れないからね。
きっと。
先発の令和の怪物・佐々木朗希は、4回表に先制となる3ランホームランを打たれ降板。
この後ダグアウト裏で悔し涙を流していたことを、ドキュメント映画で我々は知る。