侍ジャパンと、ユニフォームと

野球日本代表、すなわち侍ジャパンのユニフォームなどに関する二、三の事柄。日本代表ネタ、国際大会ネタがないときは野球カードでつなぎます。お許しを。

侍Jスポーツ新聞アーカイブ64:第3回プレミア12決勝台湾戦 |トーチュウ(2024年11月25日)

プレミア12決勝台湾戦

 

2027年秋。来るべき第4回プレミア12。

これすなわち、アジア、ヨーロッパ/オセアニアの諸氏にとっては、阿鼻叫喚、血風吹き荒れる地獄絵図と化すことが決定事項として、もはや宇宙の法則に刻まれているのである。

​台湾、日本、韓国というアジアの猛者どもに、オランダ、オーストラリア。さらには予選を勝ち上がったなら、イタリア、チェコ、イギリス、ドイツなども、これら有象無象が、翌年のロス五輪という「聖域」への切符を賭け、眼球を血走らせて激突するのである。

​枠はアジアとオセアニア/ヨーロッパのそれぞれにたったの一つ。わずか1枠である。

日本はアジアの頂に立たねば、泥沼必死の世界最終予選へと叩き落とされる。

過去3大会、韓国、日本、台湾と、すべてアジア勢が制覇してきたこの大会。第4回において、我が侍ジャパンに許されるのは「優勝」の二文字のみ。それ以外は塵芥に等しい。

​てえことで、ようこそ侍ジャパン・スポーツ新聞アーカイブへ。

 

 

 

第3回プレミア12決勝戦

 

​紙面を飾るのは、ブルーとパープルという、正気の沙汰とは思えぬ不気味な配色。そこに躍る「奪還」という文字が、今や古傷を抉るように痛々しい。

2017年WBC準決勝以来の敗北。侍ジャパンが積み上げた27という連勝の記録が、ガラガラと音を立てて崩壊した瞬間である。

​プロが参戦して以降、準決勝で散ることはあっても、決勝で膝を屈したことは一度もなかった。

アトランタ五輪のキューバ戦以来という、まさに歴史的失態。敗北の味は、どこまでも苦く、砂を噛むようである。

 

 

 

 

侍ジャパン​次世代のエースと持て囃された戸郷。しかし5回表、無慈悲にも放たれた2本の放物線がスタンドへ消え、4失点。

勝負は二択、勝つか負けるか。連勝などいつかは止まる。それは分かっている。分かってはいるが、喉の奥に小骨が刺さったような、この「どうにかならんかったのか」という感覚。

普段は采配に口を挟まぬわたしも、これには思わず「むーん」と、得体の知れない唸り声を上げる他ないのである。

 

 

 

 

コーチ陣に松田宣浩と能見が就任。2026年WBCへ向けた布陣というが、わたしの脳内では「そうじゃない、そうじゃないんだ」という、何者かの警告が鳴り響いている。

なるほど、松田氏は代表のホットコーナーを長年守り抜いた歴戦の勇士である。その経験値は、計り知れぬ。しかし。

​サッカー界で中村俊輔氏が招聘された際とは、何かが決定的に違う。

この、腹の底から湧き上がる「得体の知れない違和感」

その正体を言語化するのは困難極まる。なぜならそれは、未来という暗黒から逆流してきた、最悪の結末の兆しでしかないからである。

 

 

発行日:2024年11月25日

新聞名:東京中日スポーツ

大会:プレミア12 2024 決勝戦

対戦カード:侍ジャパン vs.台湾

内容:試合結果と主力選手の活躍