侍ジャパンと、ユニフォームと

野球日本代表、すなわち侍ジャパンのユニフォームなどに関する二、三の事柄。日本代表ネタ、国際大会ネタがないときは野球カードでつなぎます。お許しを。

【幻の侍ジャパンシリーズ2022台湾戦メンバー】

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3月5・6日に開催予定だった「侍ジャパンシリーズ2022」台湾戦は、新型コロナ感染拡大の影響で残念ながら中止となってしまった。栗山英樹新監督の初陣であり、新ユニフォームのお披露目となる試合だっただけに、ただただ悔しい。

その台湾戦に栗山監督が招集予定だった28名の選手たちが、公表された。

 

2022台湾戦メンバー

【投手】 

森脇亮介(埼玉西武) 

今永昇太(DeNA) 

柳裕也(中日)

清水昇(東京ヤクルト) 

栗林良吏(広島) 

森下暢仁(広島) 

堀瑞輝(北海道日本ハム) 

早川隆久(東北楽天) 

戸郷翔征(巨人) 

佐々木朗希(千葉ロッテ)  

宮城大弥(オリックス)

矢沢宏太(日体大) 

 

【捕手】 

中村悠平(東京ヤクルト) 

木下拓哉(中日) 

甲斐拓也(福岡ソフトバンク) 

 

【内野手】

吉川尚輝(巨人)

岡本和真(巨人) 

牧秀悟(DeNA) 

村上宗隆(東京ヤクルト) 

小園海斗(広島) 

紅林弘太郎(オリックス) 

山田健太(立教大) 

 

【外野手】 

塩見泰隆(東京ヤクルト) 

近本光司(阪神) 

栗原陵矢(福岡ソフトバンク)

佐藤輝明(阪神) 

根尾昂(中日) 

藤原恭大(千葉ロッテ)

 

初招集・若手選手を主体としながらも投手、捕手、内野手、外野手に最低一人は東京五輪組を入れている。

即戦力となりそうな選手もいれば、第5回となる来年の2023WBC、もしくはその先を見据えての選出もある。注目はやはり大学生の矢沢宏太(日体大) と山田健太(立教大) だろう。

特に二刀流として活躍している矢沢宏太は見たかった。投手での招集となっているが、果たして栗山監督はどのように矢沢選手を使うつもりだったのだろうか。想像が膨張するじゃないか。

立教大の山田健太は、大阪桐蔭で根尾昂と藤原恭大とチームメイトだった選手だ。先にプロ入りした二人と共に、強化試合とはいえ侍ジャパン・トップチームで再会するというドラマ。なかなか興奮するじゃないか。

小久保監督も就任初采配となった台湾遠征で、トップチームに大瀬良大地や岡広海などのアマチュア選手を招集している。

 

投手陣は、先発投手の割合が多い。中継ぎは森脇、清水、堀で、抑えは栗林。あとは先発タイプである。栗山監督はどのように起用するつもりだったのだろうか。ライオンズファンとしては森脇がサプライズだった。

捕手で初招集となるのは木下拓哉のみ。個人的にはジャパンのキャッチャーはしばらくは甲斐拓也でいいと思っているので、残る二人はポスト甲斐とバックアップ捕手という選出になるかと思っていたが、極端な若手の起用はなかった。三人はほぼ同世代で、一番若いのが甲斐拓也である。印象としては改めて正捕手争いをする、と感じた。

内野陣は、1、3塁に岡本と村上で、遊撃手に紅林と小園となり、2塁は吉川、牧、山田健太となるのだろうか。山田健太は1、3塁にも回れる。岡本と村上は新たなジャパンの4番争いにもなるわけだが、ショートの紅林と小園の将来のレギュラー争いもワクワクする。もちろん坂本勇人も源田壮亮も控えているが、この二人のポテンシャルも負けてないだろう。

外野陣ではやはり佐藤輝明だろう。次の侍ジャパンの中心選手になりうる男だ。ここに根尾と藤原が入ってくるようになれば、かなり楽しみな外野陣となりそうである。

 

 

稲葉前監督と栗山監督の対談。

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