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こちらは2019年度版のメンバー予想です。
最新版である、侍ジャパン・メンバー予想2021年度版は以下の記事に掲載しております。よろしければどうぞ。
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今シーズンのMVPと新人王が決まり、元埼玉西武の牧田が東北楽天で日本球界復帰という衝撃のニュースが配信されたの。なんでじゃ!まあいいや。よくねえ!
てろん。あと9ヶ月ほどで東京五輪である。東京五輪は7月24日に開幕し(一部競技の予選は22日から)、8月9日に閉幕する。野球は7月29日にはじまり、8月8日が決勝戦である。まだまだと思うか、もう直前に迫っていると思うかはそれぞれだし、時間は相対的なものなので当然そうなるわけだけど、僕なんかはオリンピックまでまだまだかな、なんて思ってます。
今回の世界野球プレミア12は日本にとっては東京オリンピックの前哨戦といった位置づけで、このときのチームがオリンピックを戦うチームの礎となるわけだ。礎というか、もうこのままのメンバーで東京五輪でいいじゃん。それでいいじゃん。だが事はそんなに単純ではない。
世界野球プレミア12のベンチ入り登録メンバーの数は28人だったが、東京五輪では24人となってしまう。4人も減ってしまうのだ。それでは誰を外すのか。それだけではない。今回は諸事情によりメンバーから外れた選手の誰を入れて、誰を外してしまうのか。なんか切ないね。
世界野球プレミア12 侍ジャパン メンバー
投手 | |
11 | 岸 孝之 |
13 | 山岡 泰輔 |
17 | 大竹 寛 |
18 | 山口 俊 |
19 | 山﨑 康晃 |
20 | 甲斐野 央 |
21 | 今永 昇太 |
22 | 大野 雄大 |
28 | 高橋 礼 |
43 | 山本 由伸 |
47 | 中川 皓太 |
57 | 嘉弥真 新也 |
90 | 田口 麗斗 |
捕手 | |
10 | 小林 誠司 |
27 | 會澤 翼 |
62 | 甲斐 拓也 |
内野手 | |
1 | 山田 哲人 |
2 | 源田 壮亮 |
3 | 浅村 栄斗 |
4 | 菊池 涼介 |
5 | 外崎 修汰 |
6 | 坂本 勇人 |
7 | 松田 宣浩 |
外野手 | |
8 | 近藤 健介 |
9 | 丸 佳浩 |
23 | 周東 佑京 |
34 | 吉田 正尚 |
51 | 鈴木 誠也 |
プレミア12登録メンバー28人の内訳は以下のとおりである。
投手13人、捕手3人、内野7人、外野5人。
過去のオリンピックでの日本代表メンバーの内訳
参考までにプロ選手参加以降のオリンピック日本代表のメンバー24人の内訳を以下に。
シドニー五輪 投手 10人
捕手 3人
内野手6人
外野手5人
アテネ五輪 投手 11人
捕手 2人
内野手5人
外野手6人
北京五輪 投手 10人
捕手 3人
内野手7人
外野手4人
まずは登録メンバー24人をどう振り分けるか、である。投手陣から考えてみる。
不規則なシステムの東京五輪では最小5試合目、最大7試合目で決勝である。仮にオープニングラウンドで3位になると、初戦から次のノックアウトステージ初戦までは中3日となる。そうなると先発は4人必要となる。ただ、これは最悪の想定なので4人目の先発要員は不要となる可能性もある。なので4人目は後ろにも回れるピッチャーがいい。あとプレミア12で勝利の方程式となった7、8、9回を任せられる3人で計7人。先発から7回につなぐ役割の投手陣も4人は欲しい。となると投手陣は11人は必要である。プレミア12からは2人削られることになる。残りは13人。
次は捕手である。
2人か3人か、ということなわけだ。捕手もできる野手を第三の捕手とするのか、3人選ぶのか。アテネ五輪では城島健司と相川亮二の2人だけを選出したが、野手陣に小笠原道大、木村拓也、和田一浩と元捕手が3人いたのである。というわけで東京五輪も2人でいける。と、考えてみた。残りは11人である。
で、内・外野手。
内・外野の各ポジションでまずは7人。それぞれのバックアップに2人ずつで11人。以上。
というわけでこうなった。
投手 11人
捕手 2人
内野手6人
外野手5人
ここからメンバー選考である。稲葉監督がすでに言っているように、プレミア12のメンバーが土台となる。最も変更があるのは投手陣だろう。プレミア12メンバーから2人減って、さらに入れ替えもある。また、現時点で来季のメジャー挑戦を表明している山口、菊池、筒香、秋山は候補には入れないよ。入れないよ。
それでは投手11人から。先発に4人である。プレミア12では山口(巨人)、高橋礼(福岡ソフトバンク)、今永(横浜)の3人が先発要員だった。メジャー挑戦を表明した山口を外し、プレミア12では辞退した侍ジャパンのWエース菅野(巨人)、千賀(福岡ソフトバンク)を入れて4人。3人でまわせるなら高橋礼に後ろに入ってもらう。勝利の方程式の3人はそのまま甲斐野(福岡ソフトバンク)、山本(オリックス)、山崎(横浜)。残り4人の中継ぎ陣には右と左のバランスとロングリリーフを考え、右の岸、山岡と左の大野。あと左にもう一人なのだが、ここが難しいの。候補は中川、田口(共に巨人)、プレミア12代表以外で島本(阪神)、松井(東北楽天)など。ここから一人である。難しい。難しいのだが、なんとなくフレッシュな人材を入れてみたくなったので島本浩也を選んでみた。
次に捕手2人である。會澤(広島)、甲斐(福岡ソフトバンク)、小林(巨人)、あとプレミア12代表以外で梅野(阪神)も候補に入れたい。打てる捕手としての森友哉(西武)は入れられない。捕逸の多さを考えると無理である。會澤、甲斐、小林、梅野から2人である。で、プレミア12での安定した戦いぶりを鑑みて正捕手として會澤は確定。あと1人。残る3人は一長一短である。肩なら甲斐と小林。打力なら甲斐と梅野。肩以外の守備力は小林と梅野だろうか。経験値は小林と甲斐だろう。国際大会で甲斐キャノンが発動する機会はあまりない、と考えている。また小林も梅野も肩はいいし、盗塁阻止率も高い。3人の打力はそれほど期待していないが、梅野の走力は少し期待できる。あくまで個人的な印象だが、最もボールを後ろに逸らさない捕手は梅野隆太郎だと思っている。小林は巨人で正捕手の地位を確立したとは言えない不安定さがある。なので、総合的に考えて控え捕手は梅野隆太郎にしたい。国際大会での経験不足がネックだが。
次は内野手6人。まずは1B浅村(東北楽天)、2B山田哲人(東京ヤクルト)、SS坂本(巨人)は確定。問題は3Bである。候補は松田(福岡ソフトバンク)、岡本(巨人)、高橋周平(中日)、宮崎(横浜)、村上(東京ヤクルト)だろう。一塁も任せられ、侍ジャパンの将来の4番候補とも言える岡本和真か村上宗隆でいきたいところだが、やはり松田だ。もう一度だけ、もう一度だけ松田でいかせてほしい。今シーズンの8月の成績が著しく下降しているのは気になるのだが、松田宣浩は侍ジャパンのハート&ソウルである。必要な選手なのだ。岡本と村上は次のWBCに期待しよう。あと2人は源田、外崎(共に西武)で決まりだろう。
最後に外野手5人。鈴木誠也(広島)、近藤(北海道日本ハム)にプレミア12代表以外からやはりこの男、柳田悠岐(福岡ソフトバンク)は外せないだろう。残り2人に丸(広島)、吉田正尚(オリックス)、周東(福岡ソフトバンク)にプレミア12代表以外から森友哉(西武)。森は完全にDH要員兼第3の捕手である。第3の捕手としては近藤もいるが、さすがに1シーズンを正捕手として出場している森だろう。不安はあるが。だが完全にDH要員というのも無駄な気がする。守れない、というのは国際大会では必要とされないだろう。というわけで第3の捕手はやはり近藤にして、プレミア12では不本意な成績だったが柳田に次ぐ左の大砲として吉田正尚を選びたい。で、最後の1人。ここが最大の悩みどころである。実績のある丸か、スペシャリスト周東か。或いはスペシャリスト枠に他の選手はいないだろうか。例えばパ盗塁王の金子(西武)。打力はイマイチだが、守備範囲は広い。左翼についたときにランニングキャッチをして帽子が脱げたら秋山のように、柳田は拾ってくれるだろうか?どうでもいいね。あとはセ盗塁王の近本(阪神)だが、彼は成功率が低い。やはりスペシャリスト枠なら周東だ。というか周東にはロマンがある。何かをやってくれるという希望がある。99パーセントの絶望と1パーセントの希望で生きているぼくらには周東が必要だ。丸より周東だ。来年の夏までのさらなる飛躍を期待して最後の1人は周東にしたい。
というわけで五郎的東京オリンピックの侍ジャパンのメンバーはこのようになった。
投手 | ||
先発 | 菅野智之 | 巨人 |
千賀滉大 | 福岡ソフトバンク | |
今永昇太 | 横浜DeNA | |
高橋礼 | 福岡ソフトバンク | |
中継ぎ | 岸孝之 | 東北楽天 |
大野雄大 | 中日 | |
島本浩也 | 阪神 | |
山岡泰輔 | オリックス | |
山本由伸 | オリックス | |
甲斐野央 | 福岡ソフトバンク | |
抑え | 山崎康晃 | 横浜DeNA |
捕手 | ||
會澤翼 | 広島 | |
梅野隆太郎 | 阪神 | |
内野手 | ||
浅村栄斗 | 東北楽天 | |
山田哲人 | 東京ヤクルト | |
松田宣浩 | 福岡ソフトバンク | |
坂本勇人 | 巨人 | |
源田壮亮 | 埼玉西武 | |
外崎修汰 | 埼玉西武 | |
外野手 | ||
柳田悠岐 | 福岡ソフトバンク | |
鈴木誠也 | 広島 | |
近藤健介 | 北海道日本ハム | |
吉田正尚 | オリックス | |
周東佑京 | 福岡ソフトバンク |
プレミア12と大差のないメンバーである。でもまあ、それでいい。やほほ。