侍ジャパン・トップチームの栗山英樹監督が、都内で開催された野球データ分析競技会(全日本野球協会、日本野球連盟主催)に出席した。
来年3月開催予定の第5回となる2023WBCに向けて「アナリストの部分、データ分析は大事な要素になってくる。既成概念にとらわれず情報を集めている」と、若いデータ分析のスペシャリスト抜てきの可能性を示唆した。
野球データ分析競技会は、全日本野球協会と日本野球連盟が主催し、新規性・分析力などの四つの視点から野球の競技力アップにつながるデータ分析をプレゼンするイベントである。第1回となる今回は高校生から大学院生まで、全国16チームによる予選が行われ、予選を勝ち抜いた7チームで決勝が行われた。
最優秀賞に輝いたのは「打球の回転軸、空振りの取れるフォークボール」をテーマに発表した横浜市大大学院チーム。
熱心に見守った栗山監督は「同じ数字でどう分析するかが、アナリストの仕事。代表チームを勝たせてくれるのは誰なのかを探している。学生の中に天才がいるかもしれない」と若い才能の発掘に期待を示した。
栗山監督は社会人・大学のアマチュア野球の視察に中学生の試合中継で解説をするなど、広範囲にわたって多くの可能性を探っている。こういう精力的な人材はできることなら、2023WBC以降もなんらかの形で日本代表に携わってほしい。
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