侍ジャパンと、ユニフォームと

野球日本代表、すなわち侍ジャパンのユニフォームなどに関する二、三の事柄。日本代表ネタ、国際大会ネタがないときは野球カードでつなぎます。お許しを。

「週刊ベースボール」日本代表特集号(9)



新型コロナ感染拡大のおかげで野球、だけではないが、野球の国際大会もほとんどが中止・延期となってしまい、それはもちろん東京五輪も同じことなわけで、アメリカ大陸予選、世界最終予選(3カ国のみの出場となってしまったが)が開催されても本当にやるのか?オリンピック。という感じだった。まあ開催は絶対、だったのだろうけど、それでもどうなるかわからない空気が蔓延していた。すごい状況であった。

まあそんなわけだから、「週刊ベースボール」も、なかなか侍ジャパン特集号を出してはくれなかった。オリンピックイヤーならば、何度か特集号を組んでくれてもよさそうだが、出場メンバー決定の記事すら寂しいものであった。

個人的なことを言えば、新型コロナのおかげでオリンピックも途中から満足にテレビ観戦もできなくなってしまい、ブログ記事もとても中途半端なものになってしまった。いずれ不足分を埋めていきたいと思ってはいるが、なんだかな、とも思っている。

 

まあ、いい。

 


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「週刊ベースボール」2019プレミア12特集号

 

2019プレミア12の総決算号である。

残念ながら展望号や大会中の特集号はなかった。それがプレミア12という大会の立ち位置だろう。表紙は稲葉監督の胴上げである。日本シリーズ決算号などではあったが、ありそうでなかった国際大会での優勝監督胴上げショット。

稲葉ジャパン歓喜のフィナーレ、ということで「熱闘スーパーラウンド全試合レビュー」に、早くも視線は翌年の東京五輪へ(1年延期となったが)、「稲葉ジャパンの課題と東京五輪への収穫」に、東京2020オリンピックメンバーは?「稲葉ジャパンに呼ぶべき24人」そして、プレミア12大会結果&記録。 最後に「これが私が見たい 東京オリンピック侍ジャパン」である。

元プロ野球選手に芸能人がメンバー選考をしているが、最も目を引いたのがユーチューブ「トクサンTV」の二人である。

新型コロナ感染拡大の影響で、野球だけのことではないが、あらゆる国際大会が延期・中止になっている。今年はもう侍ジャパンが「週刊ベースボール」の表紙を飾ることはないだろう。くたばれコロナ!である。

 

 

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「週刊ベースボール」東京五輪特集号

 

最初の東京オリンピック特集号が7月というのがこの世界の現実なわけである。

遅いぜ、と思ったが待ってたぜ、とも思った。表紙の中央に侍の誇りである。

日本代表監督稲葉篤紀、代表メンバー青柳晃洋のインタビュー。田中将大のクローズアップ記事。さらに大会ガイド&インフォメーションとして対戦国決定と大会日程。日本代表選手名鑑。戦力分析&展望。投打の中心選手。稲葉ジャパンの1400日・発足から五輪までの軌跡。

そしてこれまでのオリンピックでの戦いをふり返る、お約束の栄光と挫折の記憶。何度やっても読んでしまうね。

とまあ、待たされただけあって、なかなか充実した特集号である。

 

 

 

 

 

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「週刊ベースボール」東京五輪特集号

 

東京オリンピック直前展望である。

日本代表直前合宿スタート。完全保存版日本代表選手名鑑。日程チェック&対戦国情報。

「オリンピック経験者の言葉」アテネ五輪日本代表コーチ高木豊。

などなどで、直前展望というわりには寂しい内容である。代表選手名鑑は最終決定版である。個人的には監督が表紙を飾るのは好きではない。

 

 

 

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「週刊ベースボール」東京五輪特集号

 

オリンピック決算号である。

歓喜!栄光の金メダル獲得。金メダルの瞬間&表彰セレモニー。

GAME REVIEW:決勝ハイライト・アメリカ戦、準決勝ハイライト・韓国戦、ノックアウトステージ・アメリカ戦、グループステージ・ドミニカ共和国/メキシコ戦。東京オリンピック野球全結果。

まあ、実に決算号だな、という内容である。でも試合数が少ないせいか物足りなさを感じないでもない。レギュラー執筆陣の東京オリンピックコラムでは、岡田彰布の「そらそうよ」が一番よかったな。愛を感じたよ。

 

 

 

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「週刊ベースボール」東京五輪特集号

 

東京2020オリンピック激闘録・金メダルの記憶、である。

稲葉監督、甲斐拓也、吉田正尚のインタビュー3連発。そして世界一に輝いた24人の侍たち。

刻む金メダルの記憶:「高木豊の視点・日本が金メダルを獲得できた理由」「金メダルへの旅路」「横浜スタジアム会場運営サイドストーリー」「NPB所属の助っ人たち」最後に、「日本代表の進む道は?」である。

決算号より内容が濃い。東京オリンピック閉幕後に読むには最高の内容である。

 

こんなご時世、日本代表特集号はまたしばらくないかな。

 

 

 

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東京五輪日本代表優勝記念号

 

最後に、東京オリンピック野球日本代表優勝記念号である。
このように、別冊や増刊で野球日本代表の優勝記念号が出版されたのは2009年以来である。2009WBC優勝以降は、日本代表は国際大会での優勝から遠ざかっていたわけである。2019プレミア12で優勝しているが、プレミア12は知名度が低いのか、大会の価値が低いのか優勝記念号は出版されなかった。優勝してなくても、WBCくらいは大会総決算号を出してくれてもよいと思うのだが、出してくれないのである。シビアである。

というわけで、12年ぶりの野球日本代表の優勝記念号。当然のことにオリンピックでは初めての優勝記念号。実に感慨深い。永久保存版である。