侍ジャパンと、ユニフォームと

野球日本代表、すなわち侍ジャパンのユニフォームなどに関する二、三の事柄。日本代表ネタ、国際大会ネタがないときは野球カードでつなぎます。お許しを。

【侍ジャパンU-18代表の監督・コーチが決定した】

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今年の夏に台湾で開催が予定されている BFA U18アジア野球選手権に出場する侍ジャパンU-18代表のコーチングスタッフが以下のとおりに決定した。  

 

監督
馬淵 史郎(明徳義塾高校野球部監督)
ヘッドコーチ
岩井 隆(花咲徳栄高校野球部監督)
コーチ
小坂 将商(智辯学園高校野球部監督)
コーチ
比嘉 公也(沖縄尚学高校野球部監督)

 

馬渕監督は1990年から明徳義塾を率いて、甲子園通算51勝(歴代4位)を挙げている名将である。で、とりあえず思い出すのは夏の甲子園での星稜高校松井秀喜5打席連続敬遠、だろう。もちろんそれだけではない監督だが、どうしてもまずはそれが一番に思い浮かんでしまう。五郎としては高校生だろうがプロだろうが勝負事なので、ルールにのっとった作戦である以上は非難されるいわれはないと、今も当時も思っている。そもそも高校野球をイベント、興行として利用してる連中にあれこれ言われたくない。
昔話が長くなった。松井への敬遠はともかく、馬渕監督はとにかく人柄が良いと、特に記者たちのあいだで評判である。
守り勝つ野球が基本の監督で、投手力・守備力・走力に重点を置くのは国際大会においては有効だろうから、いい人選ではないだろうか。

ヘッドコーチの花咲徳栄岩井監督は東北福祉大で斎藤隆、金本知憲らと同期だった。2017年に埼玉県勢で初めて夏の甲子園で優勝している。チーム強化として、キャプテン以外に2年生で学生コーチというポストをつくり、上下関係を取っ払ってモノ言えるチームにしたという。とにかく自分たちで考えて戦うことができるようにして、チーム全体の底上げを図ったらしい。

コーチの智辯学園小坂監督は選手とのコミュニケーションを大事にし、選手たちが楽しいと思えるような練習メニューを考えているという。

もう一人のコーチ沖縄尚学の比嘉監督は選手として監督として、選抜で優勝するという快挙を成し遂げている。自身の師である金城監督の教えである、日頃の甘さは勝負事に出る、を守り5分前行動をチームに徹底させているという。


侍ジャパンU-18代表はU-18アジア野球選手権で過去に5回優勝しているが、前回は3位に終わっている。アジア選手権の翌年に開催されるU-18ワールドカップではいまだ優勝はしていない。悲願の初優勝に向けてまずは今年のアジア選手権である。代表候補合宿は4月3日〜5日に行なわれる予定だ。