侍ジャパン最大のライバル、アメリカ代表メンバー予想!
2026年3月、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の幕が上がるとき、野球という「劇場」に新たな物語が刻まれる。我々野球ファンにとっては、沈みゆく夕陽を何度も数え、ただ幾日も待ち望んだ一大イベントだろう。
WBCでの侍ジャパンの活躍を期待しながらも、やはり行く手を阻むライバル国が気になるのは必然だ。
その中でも特に注目を集めるのは、数々のスーパースターを擁するアメリカ代表の行方だろう。メジャーリーグ(MLB)の選手たちがいかに集い、いかに競うのか──。
各メディアが発表する予想スターティングメンバーは、その未来の断片が垣間見える鏡といえる。
スター選手たちが織りなす“可能性の風景”を、ここに紐解いてみたい。彼らが描く球史の新たな一章、その最初の一歩を追う。
MLB NETWORK予想
1. (二)ムーキー・ベッツ(ロサンゼルスD)
2. (一)ブライス・ハーパー(フィラデルフィアP)
3. (右)アーロン・ジャッジ(ニューヨークY)
4. (三)ガナー・ヘンダーソン(ボルチモアO)
5. (遊)ボビー・ウィットJr.(カンザスシティR)
6. (左)コービン・キャロル(アリゾナDB)
7. (指)マイク・トラウト(ロサンゼルスA)
8. (捕)アドリー・ラッチマン(ボルチモアO)
9. (中)ジャクソン・メリル(サンディエゴP)
WBC Central予想
1.(遊) ボビー・ウィットJr.( カンザスシティR)
2.(二)ムーキー・ベッツ (ロサンゼルスD)
3.(右)アーロン・ジャッジ(ニューヨークY)
4.(左)カイル・タッカー(シカゴC)
5.(指)マイク・トラウト(ロサンゼルスA)
6.(一)ブライス・ハーパー(フィラデルフィアP)
7.(三) ガナー・ヘンダーソン(ボルチモアO)
8.(捕)カル・ローリー(シアトルM)
9.(中)コービン・キャロル(アリゾナDB)
WORLD BASEBALL NETWORK予想
1.(遊)ボビー・ウィット Jr.(カンザスシティR)
2.(二)ムーキー・ベッツ(ロサンゼルスD)
3.(右)アーロン・ジャッジ(ニューヨークY)
4.(一)ブライス・ハーパー(フィラデルフィアP)
5.(中)マイク・トラウト(ロサンゼルスA)
6.(指)カイル・シュワーバー(フィラデルフィアP)
7.(左)カイル・タッカー(シカゴC)
8.(捕)ウィル・スミス(ロサンゼルスD)
9.(三)ガナー・ヘンダーソン(ボルチモアO)
日刊スポーツ予想
1. (二)ムーキー・ベッツ(ロサンゼルスD)
2. (中)アーロン・ジャッジ(ニューヨークY)
3. (一)ブライス・ハーパー(フィラデルフィアP)
4. (指)マイク・トラウト(ロサンゼルスA)
5. (右)カイル・タッカー(シカゴC)
6. (三) ガナー・ヘンダーソン(ボルチモアO)
7. (遊) ボビー・ウィットJr.( カンザスシティR)
8. (捕)アドリー・ラッチマン(ボルチモアO)
9. (左)スティーブン・クアン(クリーブランドG)
杉谷拳士予想
1.(遊) ボビー・ウィットJr. (カンザスシティR)
2.(中)ジャクソン・メリル(サンディエゴP)
3.(二)ムーキー・ベッツ (ロサンゼルスD)
4.(右)アーロン・ジャッジ(ニューヨークY)
5.(指)マイク・トラウト(ロサンゼルスA)
6.(一)ブライス・ハーパー(フィラデルフィアP)
7.(捕)ローガン・オハッピー(ロサンゼルスA)
8.(三)コーリー・シーガー(テキサスR)
9.(左)ジェームズ・ウッド(ワシントンN)
各メディアが予想するアメリカ代表には興味深い共通点と対照的な相違点が織り込まれている。その多様性は、単なる分析の域を超え、まるでプレイそのものの奥行きをも思わせる豊穣さを湛えている。
とりあえず今回はポジションという観点に重きを置き、予想の異同を丹念に拾い上げ、その風景を浮かび上がらせた。
一塁手はすべての予想で、ブライス・ハーパー(フィリーズ)が選択されている。
二塁手、こちらも統一された選出でムーキー・ベッツ(ロサンゼルスD)の予想となった。
ショートストップも同様で、すべての予想でボビー・ウィット Jr.(カンザスシティR)の選出だ。
そして三塁手だが、このポジションではガナー・ヘンダーソン(ボルチモアO)が有力とされるが、一人、杉谷拳士はコーリー・シーガー(テキサスR)を抜擢している。
内野陣で最も最も意見が分かれたのがキャッチャーで、以下の4選手が予想されている。
アドリー・ラッチマン(ボルチモアO)
カル・ローリー(シアトルM)
ウィル・スミス(ロサンゼルスD)
ローガン・オハッピー(ロサンゼルスA)
ドジャースのウィル・スミスとエンゼルスのローガン・オーハッピーは大谷翔平絡みで、知っているファンも多いだろう。
さて、最後に外野陣だが、すでにアメリカ代表キャプテンに就任しているアーロン・ジャッジ(ニューヨークY)。カイル・タッカー(シカゴC)に、コービン・キャロル(アリゾナDB)が有力候補となっているようだ。
そこに加えて、ジャクソン・メリル(サンディエゴP)、前大会で侍ジャパン入りが叶わなかったスティーブン・クアン(クリーブランドG)、ジェームズ・ウッド(ワシントンN)などが支持されている。
指名打者では断トツで、前大会キャプテンのマイク・トラウト(ロサンゼルスA)が候補に上がっている。