侍ジャパンと、ユニフォームと

野球日本代表、すなわち侍ジャパンのユニフォームなどに関する二、三の事柄。日本代表ネタ、国際大会ネタがないときは野球カードでつなぎます。お許しを。

【WBSCプレミア12オープニングラウンド展望 グループA篇】

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グループA

アメリカ

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https://premier12.wbsc.org/

第1回大会準優勝である。
メジャーリーガー抜きでもこの成績というわけだ。監督はジョー・ジラルディ元ヤンキース監督が就任したが先日、退任が発表された。まだ何もやってねえじゃん。
主要メンバーとして、MLB公式サイトの若手有望株トップ100から7人が選出された。エンゼルスのジョー・アデル外野手、ホワイトソックスのアンドリュー・ボーン内野手、ブレーブスのドリュー・ウォーターズ外野手などが選ばれている。特にジョー・アデルは要チェックである。早ければ来シーズンにもメジャー昇格し大谷との競演が見られるかもしれない走攻守揃った逸材である。この大会で是非とも覚えておいてもらいたい。
メジャー通算69勝で、今季はブルージェイズでプレーした36歳左腕クレイトン・リチャード投手もメンバー入り。昨季ブルワーズの地区優勝に貢献し、今季はヤンキース傘下でプレーした39歳エリック・クラッツ捕手も入った。NPBからはオリックスのブランドン・ディクソン投手が選出されている。有望な若手中心のチームだが、今大会も優勝候補の一角である。恐ろしい国である。

 

メキシコ

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https://premier12.wbsc.org/

第1回大会4位である。
ベルデス・グランデである。前回大会では国内リーグの揉め事があり、MLBマイナーリーガーもメキシカンリーグのトッププレイヤーも満足に招集することができず、二軍選手中心での編成となってしまった。それでも3位決定戦まで進んだ層の厚さは凄いことだ。
3月の侍ジャパンシリーズで対戦したメキシコ代表とはまったく違うチームで、強いインパクトを残したルイス・ファルスやジョーイ・メネセス(元オリックス)などは残念ながら選出されなかった。寿司男レアードやクルーズ(元千葉ロッテ、巨人など)らも選ばれなかったのは寂しいかぎりだ。だが打高投低のチームにとってグループリーグが地元開催なのは大きい。打ち合いにもっていければ面白い。

 

オランダ

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https://premier12.wbsc.org/

第1回大会7位である。
バレンティン、バンデンハークらの欠場で、選手よりも監督・コーチのほうが日本では有名な代表チームとなってしまった。監督はヘンスリー・ミューレン(元千葉ロッテ、ヤクルト)。打撃コーチにアンドリュー・ジョーンズ(元東北楽天)である。
チーム編成はMLBマイナーリーグ、国内リーグであるリーグ・フーフトクラッセの選手中心である。俊足のレイパトリック・ディッダーが一番、韓国リーグ2シーズンで51本塁打のロジャー・ベルダニディナが主軸を担うだろう。メキシコ代表同様に打高投低のチームだが、シャイロン・マルティス投手を覚えている人はいるのではないだろうか。06WBCで7回参考記録ながらノーヒッターを記録したピッチャーである。打線の爆発次第だろうか。

 

ドミニカ共和国

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https://premier12.wbsc.org/

第1回大会11位である。
ドミニカ共和国は元々はWBC以外の国際大会への参加には消極的であった。前回のプレミア12に出場してしまったのも13WBC優勝でランキングが跳ね上がってしまい、2年経ってもその貯金が残っていたからである。だが、どういうわけか東京オリンピックへの出場に対しては意欲的で、そのためにプレミア12で出場権を得る、プレミア12に出るためにランキングポイントを上げる、そのためにU-23、U-15ワールドカップなどにも出場するようになったのである。で、どうにかWBSC世界ランキング12位に滑り込んだ。国際大会参加のための新組織も立ち上げ、ドミニカ共和国は国際大会において新たなフェーズに入っている。MLBへの選手供給世界一のドミニカなので若い選手たちの潜在能力は高いはずだ。メジャーリーガーなしでも脅威である。

グループAからスーパーラウンドへ駒を進める2チームはどこか。やはり安定のアメリカ、ホームアドバンテージがありそうなメキシコの2チームではないか。だが、どの国も打線次第という感じである。投手陣の計算はたたなそうで、いかに多く点を取るかだろう。最近の埼玉西武ライオンズみたいである。

 

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