BFA U15アジア選手権2025
オープニングラウンド第2戦
🇱🇰 1― 24 🇯🇵
🇯🇵 1 9 0 14 24
🇱🇰 1 0 0 0 1
4回コールド
(日)田渕川、葛本、成田 ― 駒、岩下
【本】丹羽
侍ジャパン U-15代表 スタメン
1. (三) 丹羽 裕聖
2. (投) 田渕川 真朋
3. (一) 村橋 照平
4. (左) 小山 蓮心
5. (中) 岡田 宗一郎
6. (遊) 上原 優馬
7. (捕) 駒 勇佑
8. (右) 中島 辰徳
9. (二) 倉田 雄星
侍ジャパンU-15代表、2戦目も課題を残しつつ大勝
試合は、開始直後から物語の口火が切られた。
前夜に4打数3安打を記録し、いま最も乗っている男──丹羽裕聖(愛知尾州ボーイズ)。彼のバットから放たれた打球は、センターの頭上を悠然と越え、俊足を絡め取るようにしてダイヤモンドを駆け抜けた。
結果は、先頭インサイド・ザ・パークホームラン。侍ジャパンU-15代表は、アジア選手権という舞台の幕開けにふさわしい一撃で幸先よく先制する。
だが、野球の神は甘くない。
その裏、田渕川真朋(東広島ポニー)の制球が揺らぎ、押し出し四球であっさり同点。均衡が戻ったスコアボードの数字が、逆にこの一戦の重さを刻みつける。
2回表、円陣で井端弘和監督が告げた「強い打球を打とう」の一言が、空気を決定的に変える。
村橋照平(狭山西武ボーイズ)の快音を口火に、打線が雪崩のように繋がり、一挙に9点を奪い去る。
4回、打線が再び爆発する。
倉田雄星(湖南ボーイズ)の深々と破る左中間ヒットから10安打で合計14得点。数字はもはや「圧倒」を意味していた。
投手陣も応える。
葛本は2回に三者連続三振を奪い、2回1安打4奪三振。
さらに元U-12代表の成田遥喜(熊谷リトルシニア)が4回を三者凡退に仕留める。規定により、4回15点差でコールドゲーム成立。
侍ジャパンはアジア選手権で、これ以上ない「大勝」を刻んだ。
しかし勝利の余韻に漂いながらも、井端監督の視線はすでに「スーパーラウンド」へと向いていた。
韓国、台湾──前夜に両軍の対戦をチェックした彼の口からは「日本にはいない140キロを超える投手がいますし、かなりの強敵かなと思います」と警戒の言葉が漏れる。
また、「韓国やチャイニーズ・タイペイには大振りにならぬよう徹底したいです」と試合後話したように、実際、この試合でもスローボールに打ち上げを重ね、空振り三振も散見された。
大勝の裏に横たわるのは、強敵との衝突に備えた「課題」という現実。
次戦へつながる鍵は「大振りせず、地に足をつけること」
井端ジャパンは20日の予備日をフルに使い、韓国、台湾攻略への対策を練る。U-15アジア選手権は、ただの勝敗ではなく、未来の侍ジャパンが世界を見据える「予兆の舞台」として進行している。