侍ジャパンと、ユニフォームと

野球日本代表、すなわち侍ジャパンのユニフォームなどに関する二、三の事柄。日本代表ネタ、国際大会ネタがないときは野球カードでつなぎます。お許しを。

BFA U15アジア選手権2025 スーパーR DAY1

BFA U15アジア選手権2025

スーパーラウンド第1戦

🇯🇵 5 ― 1 🇰🇷

🇰🇷  0 0 0  1 0 0  0   1

🇯🇵  0 3 0  2 0 0  X   5

(日)梅村、上原 ― 駒

 

侍ジャパンU-15代表スタメン

1. (三) 丹羽 裕聖

2. (遊) 舩山 大翔

3. (一) 村橋 照平

4. (捕) 駒 勇佑

5. (二) 倉田 雄星

6. (右) 中島 辰徳

7. (左) 佐々木 愛斗

8. (指) 小山 蓮心

9. (中) 岡田 宗一郎

    (投)  梅村 全

 

先発マウンドには梅村全(愛知尾州ボーイ)

初回、彼は2つの四球を与えた。2回も先頭打者に二塁打を許し、静かに、しかし確実に、綻びが忍び寄る気配を漂わせる。

しかし、そのいずれの場面でも最後に打ち取ったのはショートゴロだった。記録としては何でもない。けれど、そこには彼の「耐え」があった。

 

韓国の先発は左腕キム・ジュンス。

ストレートは140キロ近辺。初回、2死から村橋照平(狭山西武ボーイズ)が三塁打を放つも、先制には至らず、ただの「惜しい」で済まされた。

が、2回裏、風向きは変わる。

 

先頭・倉田雄星(湖南ボーイズ)がセンター前ヒットで出塁。つづく中島辰徳(熊本泗水ボーイズ)への初球はウエストボール。

すかさず、井端弘和監督がエンドランを仕掛ける。「連打は厳しい。前の球をボールにしてきた。次も同じようにはできないはず」──そんな読みだったと彼は語った。

中島はその球をライト前に弾き返し、無死一、三塁が出来上がる。

いわゆる「作られた形」。

一死を取られるも、四球で満塁。

そこに岡田宗一郎(豊田リトルシニア)が立つ。

岡田が打ったのはレフトの頭上を越える二塁打だった。値千金、という言葉が陳腐に思えるほどの一打だった。

2点が入り、ベンチの空気が微かに緩む。先発梅村は以後も5四球と苦しみ続けるが、3回はサードゴロ、4回はショートゴロ併殺。どちらもピンチを断ち切る打球だった。

結果、4回を1失点にまとめ、彼は静かにマウンドを降りた。

 

5回からは上原優馬(苫小牧リトルシニア)が登板。

先頭打者にヒットを許すが、それ以上は許さない。

その裏、駒勇佑と倉田の連打で無死一、二塁のチャンスが生まれた。だがフライアウト2つ。期待と焦燥が綯い交ぜになる中、小山蓮心(狭山西武ボーイズ)がセンターオーバーの二塁打を放つ。

沈みかけたベンチに、明確な歓喜が戻った瞬間だった。スコアは5対1となった。

 

以後、上原は失点を許さない。

三塁手・丹羽裕聖(愛知尾州ボーイズ)の横っ飛びが2度、相手の打球を断ち切った。上原が守り、野手が支え、そして試合は終わった。

スコア以上に、この試合に記されたのは数字ではなく「揺るぎなさ」だった。

 

 

それは、時間にして──日本時間で言えば、22日夜の19時30分から、ということになる台湾戦。勝てば、すべてが決まる。1位で決勝進出、単純明快、そういう算段だ。

 

だが、もしも、敗れた場合はどうなるか。

話は急にややこしくなる。計算が始まる。

他のチームの勝敗。どこがどこに勝ったか、あるいは負けたか。そして当該チーム同士の対戦成績。

もっと言えば、3チームが並んだときの得失点差──数字が数字を呼び、確率が曖昧な未来を照らす。

 

要するに、勝つか、もしくは、他人の運命に自分の未来を託すか。そのどちらかだ。冷たいようで、現実はいつもその二択を突きつけてくる。