侍ジャパンと、ユニフォームと

野球日本代表、すなわち侍ジャパンのユニフォームなどに関する二、三の事柄。日本代表ネタ、国際大会ネタがないときは野球カードでつなぎます。お許しを。

BFA U15アジア選手権2025 スーパーR DAY2

BFA U15アジア選手権2025

スーパーラウンド第2戦

🇯🇵 7 ― 10 🇹🇼

🇹🇼  1 0 4  0 2 3  0   10

🇯🇵  0 0 0  0 5 0  2   7

(日) 岡田、三浦、畠山 ― 駒

 

侍ジャパンU-15代表スタメン

1. (三) 丹羽 裕聖

2. (遊) 舩山 大翔

3. (一) 村橋 照平

4. (捕) 駒 勇佑

5. (二) 倉田 雄星

6. (右) 中島 辰徳

7. (左) 小山 蓮心

8. (中) 佐々木 愛斗

9. (投) 岡田 宗一郎

 

侍ジャパンU-15代表が、決勝進出を賭けて挑んだ台湾戦。

熱気に包まれた地元の応援と、決勝進出を賭けた相手の執念、初めてのナイター。その空気に、初回から日本は呑み込まれてしまう。

 

前日に韓国との全勝対決を制したことで、たとえ敗れても「7点差以内なら決勝進出」「8点差以上なら3位決定戦」という奇妙な条件を背負って始まった一戦だった。

しかし井端弘和監督は余計な算盤を封じ、「勝てば進出」という最も単純な意識だけを選手に持たせて送り出した。

 

先発・岡田宗一郎(豊田リトルシニア)は先頭打者に四球、犠打と暴投、さらに内野ゴロで無安打のまま1点を失った。

続く3回にはエラーが呼び水となり、3安打と犠牲フライで4失点。0対5。スコアボードは静かに、しかし確実に傾いていった。

 

だが4回、日本は幸運な反撃を開始する。

失策2つで1点を拾い、小山蓮心(狭山西武ボーイズ)と佐々木愛斗(秋田北リトルシニア)の連打で満塁。

岡田は三振に倒れたが、丹羽裕聖(愛知尾州ボーイズ)が執念の内野安打で2点目をもぎ取る。

さらに舩山大翔(東名古屋ボーイズ)のセンター前が中堅手のファンブルを誘い、丹羽が一塁から一気に生還。走者一掃。瞬く間に5対5。

同点のざわめきが球場を揺らした。

 

救済のような追撃も束の間、日本は再び綻ぶ。5回には2失策で2点、6回はさらに3失策で3点を失い、スコアは5対10──決勝進出を絶望的にする「8点差負け」の影が迫る。

だがここで、試合途中から一塁に入っていた佐々木が神をも欺くプレーを見せる。ファーストライナーをダイレクトに掴み、そのままベースを踏んで併殺。

井端監督が「あれが抜けていたらゾッとします」と振り返った大きな一瞬。

無死二、三塁が二死走者無し。確かに、あのプレーが日本を救った。

 

7回表にも2本のヒットを打たれて一死一、二塁のピンチをつくったが、きっちりと併殺を完成させ、点差は5点のまま。これで決勝進出は確定した。

 

それでも選手たちは、勝利への渇望を手放さなかった。

7回裏、丹羽の二塁打を皮切りに打線が繋がり、押し出しと成田遥喜(熊谷リトルシニア)のヘッドスライディング安打で2点を返す。スコアは7対10。最後の最後で日本は意地を見せた。

 

敗北のスコアの裏側で、日本は得失点率でスーパーラウンド首位となった。

決勝戦は日本時間8月23日19時半、台湾戦の敗戦は数字の上では黒星だが、意味の上では未来へと続く青白い光を含んでいた。