プレミア12 2027 バルセロナ予選
世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は、10月9日から11日にかけてスペイン・バルセロナで開催される「WBSCプレミア12 2027バルセロナ予選」の公式日程を発表した。
今回の予選は、スペイン・バルセロナと中国・中山という二つの都市を舞台に、それぞれ独立した大会として実施される。
2027年大会から16チーム出場へと拡大されるWBSCプレミア12。その最後の空席を巡る争いは、決して「予選」という言葉だけでは片付けられない重みを帯びている。
各予選の上位2チームが、2025年末のWBSC男子野球世界ランキングによって本大会出場を決めた12カ国へと合流する。
つまり、この短い3日間は、世界野球の新たな勢力図に最後の輪郭を与える時間でもある。
バルセロナ予選の舞台となるのは、カルロス・ペレス・デ・ロサス・スタジアム。
開催国スペインを中心に、コロンビア、ドイツ、イタリアが集い、総当たりのリーグ戦を戦う。
各国に与えられた試合数はわずか3試合。その限られた機会のなかで勝敗は積み重なり、上位2チームだけがプレミア12への扉を開くことになる。
WBSCプレミア12 2027 バルセロナ予選
10月9日(木)
12時 :コロンビア対イタリア
(日本時間:10月9日 19時)
19時:ドイツ対スペイン
(日本時間:10月10日 2時)
10月10日(金)
12時:ドイツ対コロンビア
(日本時間:10月10日 19時)
19時:スペイン対イタリア
(日本時間:10月11日 2時)
10月11日(土)
12時:イタリア対ドイツ
(日本時間:10月11日 19時)
19時:スペイン対コロンビア
(日本時間:10月12日2時)
すでに本大会出場を決めている顔ぶれは、日本、台湾、アメリカ、韓国、ベネズエラ、メキシコ、プエルトリコ、パナマ、オランダ、キューバ、オーストラリア、そしてドミニカ共和国。
世界ランキングという指標によって選ばれた彼らは、いま静かに挑戦者たちの到着を待っている。
もっとも、この予選が意味するものはプレミア12への切符だけではない。今年3月に開催されたワールド・ベースボール・クラシックでベネズエラとドミニカ共和国が出場権を確保した流れを受け、本大会は2028年ロサンゼルスオリンピックへの道筋とも重なっている。
16チーム制へと生まれ変わるプレミア12では、ロサンゼルス五輪への出場権が2枠与えられる。
ひとつはアジア勢最上位チームに、もうひとつはヨーロッパまたはオセアニア勢最上位チームに授与される予定だ。
野球という競技は、一球ごとに勝敗が揺れ動くスポーツである。しかし、その背後では大会制度や国際ランキング、開催地の選定といった目には映りにくい構造が、次の時代を静かに決定している。
バルセロナで始まる3日間は、単なる予選ではない。
2027年プレミア12、そして2028年ロサンゼルスオリンピックへと続く世界野球の物語が、新たな章を書き始める最初のページなのである。