侍ジャパンが出場したワールド・ベースボール・クラシック2023、大会は基本的には4年ごとの開催だが、第5回大会は新型コロナ感染拡大の影響で、本来2021年開催だったのを2023年に延期した。そのため6年ぶりの開催となる。
MLBは2025年シーズンの開幕シリーズを東京で開催することを決定していて、この決定を含めた、昨年のMLB機構と選手会によって締結された基本合意書の中では今後数年間の国際戦略についても触れられている。その中に次回の第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を2026年に開催する予定だとしている。
本来は4年ごとの開催のWBCだが、次回をあえて3年後に開催する理由は、おそらくは3年後の2026年がアメリカ建国250周年にあたるからではないかと思われる。
この記念すべき年に強いアメリカ代表がWBCで世界を制する、というシナリオなのではないか。
さらに2026年には、アメリカ、メキシコ、カナダ3ヶ国共同でサッカーのワールドカップも開催されるのだ。アメリカではWBCが3月に、6月にワールドカップ開催となる。
なんだかアメリカファーストのWBCだが、まあそれがWBCというイベントである。そう言ってしまっては身も蓋もないのだが、仕方がない。少しづつ改善されていけばよいのである。
2026年の第6回WBCの前に、2024年11月に第3回世界野球プレミア12が開催される。本来なら第3回は2023年に開催するはずだったが、WBCが2年延期になったためにプレミア12も先延ばしになったのだろう。さらには第6回WBCの2年後の2028年にはロス五輪が開催され、野球競技も復帰する。
2026WBC出場国
今大会出場国で、1次ラウンドの各プールで4位以内に入ったチームは予選免除となり、2026WBC本選への出場権が与えられる。
今大会への予選大会を突破し、WBC初出場となったチェコ共和国とイギリスはそれぞれ1次ラウンドで歴史的初勝利を飾り、4位以内に入り、次回大会への出場権を獲得している。
逆に、台湾と中国のアジア勢2ヶ国と、コロンビア、ニカラグアが予選大会へ降格となった。
2026WBC出場国
🇨🇺 キューバ
🇮🇹 イタリア
🇳🇱 オランダ
🇵🇦 パナマ
🇯🇵 日本
🇦🇺 オーストラリア
🇰🇷 韓国
🇨🇿 チェコ共和国
🇺🇸 アメリカ
🇲🇽 メキシコ
🇨🇦 カナダ
🇬🇧 イギリス
🇻🇪 ベネズエラ
🇵🇷 プエルトリコ
🇩🇴 ドミニカ共和国
🇮🇱 イスラエル
2026WBC予選出場国
🇹🇼 台湾
🇨🇳 中国
🇨🇴 コロンビア
🇳🇮 ニカラグア
WBC2023 主な侍ジャパンメンバーの3年後
投手
髙橋 宏斗 23歳
佐々木朗希 24歳
宮城 大弥24歳
戸郷 翔征 25歳
大勢 26歳
湯浅 京己 26歳
宇田川 優希 27歳
山本由伸 27歳
伊藤広海 28歳
高橋 奎二 28歳
栗林 良吏 29歳
野手
村上宗隆 26歳
牧秀悟 27歳
ラーズ・ヌートバー 28歳
中野拓夢 29歳
岡本和真 29歳
今回のメンバーは栗山監督による世代交代が断行されたこともあり、過去の全5大会で最も平均年齢が若い。そのため多くの選手、特に投手陣は3年後でも20代の選手が多い。
栗山監督はインタビューで、今回の代表メンバーの若さは意図したものではないと答えていたが、どうも怪しい。同じインタビューで栗山監督は、宇田川の3年後の侍ジャパンでの立ち位置について語っていたが、奇しくも3年後というのは次のWBC2026の開催年である。
なにやら色々と邪推してしまうじゃないか。と思っていたら新たな監督として井端弘和が就任した。WBC2026までの任期ではないようで、まずは2024年の第3回プレミア12まで指揮をとることになっている。
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