WBC2023
1次ラウンド プール A
🇹🇼 台湾代表
🇳🇱 オランダ代表
🇨🇺 キューバ代表
🇮🇹 イタリア代表
🇵🇦 パナマ代表
前大会まではWBC本選出場は16ヶ国で、1次ラウンドは各プール4ヶ国のリーグ戦で争われていたが、今回からは出場が20ヶ国となり、1次ラウンドは5ヶ国で戦うことになった。
1次ラウンドは4つのプールに分けられ、それぞれ東京、台中、フェニックス、マイアミが会場となっていて、プールAは台湾の台中で開催される。
侍ジャパンが2次ラウンドである準々決勝に進出すると、対戦相手はプールAを勝ち上がった2チームとなる。ということで、今回は1次ラウンドのプールAである、台中プールを展望していきたい。
まずはアジアの強豪・台湾から。
⬇️台湾代表歴代WBCメンバーはコチラ
⬇️WBC休暇取得のために日程を確認しよう!
WBC2023東京プール・決勝ラウンド日程
🔽Contents🔽
台湾代表について
現在のWBSC世界野球ランキングでは2位につけているアジアの強豪国。とはいえ、このランキングは6年間WBCが開催されなかったこともあり、そもそもメジャーリーガー参戦の国際大会がWBCのみなので、アジア勢が上位に入りやすい。現在のランキングトップ3は日本、台湾、韓国である。
WBCにおいては、このランキングはほとんど意味を成さない。世界2位だからと言って、1次ラウンドを軽々突破できるわけではないだろう。
プールAは、おそらく台湾、オランダ、キューバの3ヶ国で2枠の準々決勝進出を争うだろうが、印象としてはオランダ、キューバが頭一つ抜けている。台湾は地の利を活かして食らいついていきたい。
基本的に打高投低の台湾野球だが、昨シーズンのCPBLは飛ばないボールの使用もあり、一気に投高打低となった。だがこれは、今のところあくまでボールの問題なので、代表チームに大変化が起きるわけではない。
台湾代表としては過去最高の投手陣を集めているとは思うが、基本的には大砲不在のなか、機動力を生かしたオフェンシブな野球になると思う。
先発陣の柱となるのはメジャー経験のある左腕・王維中だろうか。キューバ、オランダとの三つ巴を制して東京ドーム行きを決めるのは、投手陣がキューバ打線、オランダ打線をどれだけ抑えられるかだろう。
今回のチーム編成は国内組とNPB組中心。前回のようなプロとアマの内輪もめもなく、偏った編成にはなってない。
NPBからは、王柏融(北海道日本ハム)、呉念庭(埼玉西武)、宋家豪(東北楽天)らが出場。残念ながら張奕(埼玉西武)は右肩の炎症により出場辞退となった。
主な国際大会戦績
ワールド・ベースボール・クラシック
2006年 1次ラウンド敗退
2009年 1次ラウンド敗退
2013年 2次ラウンド敗退
2017年 1次ラウンド敗退
オリンピック
1984年 ロス五輪 3位
1988年 ソウル五輪 8位
1992年 バルセロナ五輪 準優勝
1996年 アトランタ五輪 アジア地区予選敗退
2000年 シドニー五輪 アジア地区予選敗退
2004年 アテネ五輪 5位
2008年 北京五輪 8位
2021年 東京五輪 世界最終予選出場辞退
プレミア12
2015年 オープニングラウンド敗退
2019年 5位
WBC2023 台湾代表メンバー
投手
黃子鵬(楽天M 🇹🇼)
胡智為(統一L 🇹🇼)
宋家豪(東北楽天GE 🇯🇵)
呂彥青(中信兄弟 🇹🇼)/元阪神T
曾峻岳(富邦G 🇹🇼)
陳禹勳(楽天M 🇹🇼)
曾仁和(楽天M 🇹🇼)/元シカゴC
王維中(味全D 🇹🇼)/元ミルウォーキーB
陳冠偉(味全D 🇹🇼)
李振昌(中信兄弟 🇹🇼)/元クリーブランド I
鄧愷威(サンフランシスコG傘下 🇺🇸)
陳冠宇(楽天M 🇹🇼)
江少慶(富邦G 🇹🇼)
陳仕朋(富邦G 🇹🇼)
捕手
吉力吉撈•鞏冠(味全D 🇹🇼)
林岱安(統一L 🇹🇼)
高宇杰(中信兄弟 🇹🇼)
内野手
張育成(FA)/元クリーブランドG
吳念庭(埼玉西武L 🇯🇵)
范國宸(富邦G 🇹🇼)
江坤宇(中信兄弟 🇹🇼)
王威晨(中信兄弟 🇹🇼)
鄭宗哲(ピッツバーグP傘下 🇺🇸)
林子偉(オークランドT 🇦🇺)
林立(楽天M 🇹🇼)
外野手
郭天信(中信兄弟 🇹🇼)
王柏融(北海道日本ハムF 🇯🇵)
成晉(楽天M 🇹🇼)
陳晨威(楽天M 🇹🇼)
陳傑憲(統一L 🇹🇼)
スタメン予想
1. 中 陳 傑憲
2. 指 林 立
3. 二 張 育
4. 右 林 子偉
5. 捕 ジリジラオ・ゴングァン
6. 三 王 威晨
7. 左 王 柏融
8. 一 吳 念庭
9. 遊 江 坤宇
注目選手
投手
王維中
メジャー帰りの左腕。スリークォーターから150km後半のストレートを投げる。ルックスも良い。どうでもいいが。
捕手
吉力吉撈•鞏冠
台湾原住民のパイワン族の出身で、パイワン語での氏名はジリジラオ・ゴングァンという。
U-15代表選出経験もある、強打のキャッチャーである。昨シーズンは14本ながら最多ホームランのタイトルを獲得した。
内野手
吳念庭
これはとても個人的なことで、ライオンズファンとしては単純に楽しみだし、活躍を願っている。
林立
「台湾の坂本」と呼ばれているとかいないとか。台湾リーグの首位打者、最多安打、打点王、盗塁王のタイトルホルダーであり、昨シーズンのMVP。
クラシックガールズ
台湾代表公式チアリーダーである。台湾リーグの精鋭たちが集まっている。
チュンチュン、リン・シャンらが選出されている。