侍ジャパンと、ユニフォームと

野球日本代表、すなわち侍ジャパンのユニフォームなどに関する二、三の事柄。日本代表ネタ、国際大会ネタがないときは野球カードでつなぎます。お許しを。

【WBC2023 1次ラウンド・フェニックス・プール展望 メキシコ編】

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WBC2023
1次ラウンド プール C

🇺🇸 アメリカ代表

🇲🇽 メキシコ代表

🇨🇦 カナダ代表

🇨🇴 コロンビア代表

🇬🇧 イギリス代表


前大会まではWBC本選出場は16ヶ国で、1次ラウンドは各プール4ヶ国のリーグ戦で争われていたが、今回からは出場が20ヶ国となり、1次ラウンドは5ヶ国で戦うことになった。
1次ラウンドは4つのプールに分けられ、それぞれのプールは東京、台中、フェニックス、マイアミが会場となっている。プールCはアメリカ・フェニックスで開催される。
侍ジャパンとは決勝ラウンドで対戦する可能性があるチームとなる。

今回はアミーゴ!マカロニ・ウェスタンの舞台によく使われる、メキシコ!

 

                                 ⬇️Contents⬇️

 

 

 

 

 

メキシコ代表について

メキシコのプロ野球リーグであるLMB(メキシカンリーグ)は1925年に設立され、MLB、NPB、KBOに次ぐレベルと言われている。
オリンピック予選にはバルセロナ五輪のアメリカ大陸予選から出場している。2019プレミア12で3位となり、東京五輪で悲願のオリンピック初出場を果たしている。
WBCでは第1回と第2回大会では2次ラウンドに進出したが、その後は1次ラウンド敗退である。
アテネ五輪予選でアメリカのオリンピック出場を阻んだり、第1回となる2006WBC2次ラウンドでアメリカを撃破し、日本代表の準決勝進出をアシストしたりとアメリカに対しては力を発揮することがある。2013WBCの1次ラウンドでもアメリカに勝利しているが、イタリアとカナダには負けている。
つまりWBCではメキシコはアメリカに通算で2勝1敗で勝ち越しているのである。2019年のプレミア12でも3位決定戦でアメリカにサヨナラ勝ちで東京五輪行きを決めている。

今大会では1次ラウンドで同プールに入っているので、4度目のアメリカとの対戦となる。非常に注目のカードである。

プールCからの準々決勝進出は、アメリカと残りもう1枠をメキシコ、カナダ、コロンビアで争うことになりそうである。鍵はアメリカ対メキシコになりそうだ。

 

 

主な国際大会の成績

ワールド・ベースボール・クラシック

2006年 2次ラウンド敗退
2009年 2次ラウンド敗退
2013年 1次ラウンド敗退
2017年 1次ラウンド敗退


オリンピック

1992年 バルセロナ五輪 アメリカ大陸予選敗退
1996年 アトランタ五輪 アメリカ大陸予選敗退
2000年 シドニー五輪 アメリカ大陸予選敗退
2004年 アテネ五輪 アメリカ大陸予選敗退
2008年 北京五輪 アメリカ大陸予選敗退
2021年 東京五輪 6位


WBSCプレミア12

2015年 - 4位
2019年 - 3位

 

 

WBC2023 メキシコ代表メンバー

投手

ホセ・ウルキディ(ヒューストンA 🇺🇸)
ハビエル・アサド(シカゴC 🇺🇸)
ルイス・セッサ(シンシナティR 🇺🇸)
ジーザス・クルーズ(アトランタB 🇺🇸)
ジオバニー・ガジェゴス(セントルイスC 🇺🇸)
エイドリアン・マルティネス(オークランドA 🇺🇸)
ジョジョ・ロメロ(セントルイスC 🇺🇸)
パトリック・サンドバル(ロサンゼルスA 🇺🇸)
フリオ・ウリアス(ロサンゼルスD 🇺🇸)
タイフアン・ウォーカー(フィラデルフィアP 🇺🇸)
エルビエル・アルメンタ(フィラデルフィアP傘下🇺🇸)
ジェイク・サンチェス(サンディエゴP傘下 🇺🇸)
ジェラルド・レイエス(ロサンゼルスA傘下 🇺🇸)
ウィルマー・リオス(モンクローバS 🇲🇽)
セサル・バルガス(モンテレイS 🇲🇽)
サミュエル・ザズエタ(FA)

 

捕手

オースティン・バーンズ(ロサンゼルスD 🇺🇸)
アレハンドロ・カーク(トロントBJ 🇺🇸)

 

内野手

ジョナサン・アランダ(タンパベイR 🇺🇸)
イサーク・パレデス(タンパベイR 🇺🇸)
ロウディ・テレス(ミルウォーキーB 🇺🇸)
アラン・トレジョ(コロラドR 🇺🇸)
ルイス・ウリアス(ミルウォーキーB 🇺🇸)
ロベルト・バレンズエラ(レオンB 🇲🇽)

 

外野手

ランディ・アロサレーナ(タンパベイR 🇺🇸)
ジャレン・デュラン(ボストンRS 🇺🇸)
ジョーイ・メネセス(ワシントンN 🇺🇸)
アレク・トーマス(アリゾナDB 🇺🇸)
アレックス・ベルドゥーゴ(ボストンRS 🇺🇸)
ホセ・カルドゥナ(モンテレイS 🇲🇽)

 

 

 

 

スタメン予想

1. 左 ランディ・アロサレーナ
2. 右 アレックス・ベルドゥーゴ
3. 一 ジョーイ・メネセス
4. 指 ロウディ・テレス
5. 三 イサーク・パレデス
6. 二 ルイス・ウリアス
7. 遊 アラン・トレジョ
8. 捕 オースティン・バーンズ
9. 中 アレク・トーマス

 

 

注目の選手

投手

フリオ・ウリアス(ロサンゼルスD)

メキシコ代表主将の左腕投手。2021年シーズンでは20勝のドジャースのエース。
MLB公式サイトのWBC出場予定選手ベストナイン先発左腕に選ばれた。

 

ホセ・ウルキディ(ヒューストンA)

4シームに、カーブ、スライダー、チェンジアップを織り交ぜる。代表チームの右のエース格。

 

パトリック・サンドバル(ロサンゼルスA)
大谷翔平とチームメイトの左腕投手。
昨シーズンは6勝9敗と負け数が先行したものの、防御率2.91と安定のピッチング。97球完封のマダックスも達成した。

 

外野手
ランディ・アロサレーナ(タンパベイR)

キューバからメキシコへ亡命した選手。2021年シーズン新人王。2020年のポストシーズンでは10本のホームランを放っている。さらには単独ホームスチールを決めるなど、パワーとスピードを兼ね備えた選手である。

 

アレックス・ベルドゥーゴ(ボストンRS)

走・攻・守が揃った外野手。20歳のときに侍ジャパンとの強化試合で来日経験がある。

また、救援投手として二刀流挑戦を表明している。