侍ジャパンと、ユニフォームと

野球日本代表、すなわち侍ジャパンのユニフォームなどに関する二、三の事柄。日本代表ネタ、国際大会ネタがないときは野球カードでつなぎます。お許しを。

【WBC2023 1次ラウンド・マイアミ・プール展望 プエルトリコ編】

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⬇️プエルトリコ歴代WBCメンバーはコチラ
プエルトリコ代表 歴代WBCメンバー


WBC2023
1次ラウンド プール D

🇩🇴 ドミニカ共和国代表

🇵🇷 プエルトリコ代表

🇻🇪 ベネズエラ代表

🇮🇱 イスラエル代表

🇳🇮 ニカラグア代表


前大会まではWBC本選出場は16ヶ国で、1次ラウンドは各プール4ヶ国のリーグ戦で争われていたが、今回からは出場が20ヶ国となり、1次ラウンドは5ヶ国で戦うことになった。
1次ラウンドは4つのプールに分けられ、それぞれのプールは東京、台中、フェニックス、マイアミが会場となっていて、プールDはアメリカ・マイアミで開催される。
侍ジャパンとは決勝ラウンドで対戦する可能性があるプールとなる。
死の組・プールD2ヶ国目は、2大会連続準優勝のプエルトリコ。

 

                                   ⬇️Contents⬇️

 

 

 

 

プエルトリコ代表について

プエルトリコはドミニカ共和国の東に位置する、鹿児島県ほどの大きさで、人口300万人ほどの国(正確にはアメリカの自治領で、国ではない)である。
捕手王国として有名で、イバン・ロドリゲス、ホーヘイ・ポサダ、ヤディア・モリーナなど、メジャーリーグ史に残る名キャッチャーを輩出している。
アメリカ同様にWBCとそれ以外の国際大会ではまったく違う代表チームとなる。
WBC、オリンピック、プレミア12での優勝はまだないのだが、野球ワールドカップ(現在は廃止)では1951年に優勝している。
第3回、第4回WBCでは二大会連続決勝進出。死の組・プールDのドミニカ、ベネズエラに比べると層の薄さは否めない。前大会でも活躍したショートトリオの一角・カルロス・コレアが出場を辞退してしまったのは苦しいが、そこを監督のヤディア・モリーナを中心とした団結力で補い、100パーセント以上の力を出すのがプエルトリコだろう。

 

 

 

主な国際大会の成績

ワールド・ベースボール・クラシック

2006年 2次ラウンド敗退
2009年 2次ラウンド敗退
2013年 準優勝
2017年 準優勝


オリンピック

1984年 ロス五輪 アメリカ大陸予選敗退
1988年 ソウル五輪 3位
1992年 バルセロナ五輪 5位
1996年 アトランタ五輪 アメリカ大陸予選敗退
2000年 シドニー五輪 アメリカ大陸予選敗退
2004年 アテネ五輪 アメリカ大陸予選敗退
2008年 北京五輪 アメリカ大陸予選敗退
2021年 東京五輪 アメリカ大陸予選敗退


WBSCプレミア12

2015年 8位
2019年 10位

 

 

 

WBC2023 プエルトリコ代表メンバー

投手

ホセ・ベリオス(トロントBJ)
マーカス・ストローマン(シカゴC)
アレクシス・ディアス(シンシナティR)
エドウィン・ディアス(ニューヨークM)
フェルナンド・クルーズ(シンシナティR)
ホルヘ・ロペス(ミネソタT)
ジョバーニ・モラン(ミネソタT)
ニコラス・パディーヤ(シカゴWS)
エミリオ・パガン(ミネソタT)
デュアン・アンダーウッドJr. (ピッツバーグP)
デレク・ロドリゲス(ミネソタT傘下)
ホセ・デレオン(トロントBJ傘下)
ドミニク・ハメル(ニューヨークM傘下)
アンソニー・マルドナード(マイアミM傘下)
ヘクター・サンティアゴ(FA)
ヤクセル・リオス(FA)

 

捕手

マーティン・マルドナード(ヒューストンA)
MJ・メレンデス(カンザスシティR)

 

内野手

ホセ・ミランダ(ミネソタT)
ハビアー・バエズ(デトロイトT)
エンリケ・ヘルナンデス(ボストンRS)
フランシスコ・リンドーア(ニューヨークM )
エマヌエル・リベラ(アリゾナDB)
ネフタリ・ソト(横浜DeNA)
ビマエル・マシン(FA)

 

外野手

エディ・ロサリオ(アトランタB)
クリスチャン・バスケツ(ヒューストンA)
ネルソン・ベラスケス(シカゴC)
ヘンリー・ラモス (シンシナティR傘下)

 

 

 

 

 

スタメン予想

1. 中 ヘルナンデス
2. 遊 フランシスコ・リンドーア
3. 二 ハビアー・バエズ
4. 右 MJ・メレンデス
5. 左 エディ・ロサリオ
6. 三 エマヌエル・リベラ
7. 一 ネフタリ・ソト
8. 指 クリスチャン・バスケツ
9. 捕 マーティン・マルドナード

 

 

 

注目の選手

投手
マーカス・ストローマン(シカゴC)
前大会はアメリカ代表として出場し、MVPを獲得。
スリークォーターのフォームから140km/h後半のツーシームを軸に、フォーシーム、カッター、スライダー、スラーブにチェンジアップを投げ分ける。

 

ホセ・ベリオス(トロントBJ)
ストローマンと共に先発投手陣の軸となる、3大会連続出場のピッチャー。
150km/h後半のツーシームに、150km/h前後のフォーシーム、カーブ、チェンジアップを投げる。

 

エドウィン・ディアス(ニューヨークM)
メッツの守護神。
スリークォーターから投げるMAX165km/hのストレートと、縦のスライダーで三振を奪う、パワーピッチャー。


内野手
フランシスコ・リンドーア(ニューヨークM )
前回大会の最優秀遊撃手。
パワーのあるバッティングに、走塁、そして広範囲にわたるショート守備は必見。


ハビアー・バエズ(デトロイトT)
前回大会の最優秀二塁手。
タイガースではショートを守るが、内野はどこでも守れるユーティリティプレイヤーである。
魔術師の異名をもち、独創的なプレイが特徴。守備での送球、さらに捕球してからのタッチの速さは神技。逆にランナーとして、クロスプレーでのタッチをかわすスライディングも神技。
リンドーアとは幼なじみ。