WBC2023
SEMI FINAL GAME2
🇲🇽 0 0 0 3 0 0 0 2 0 5
🇯🇵 0 0 0 0 0 0 3 1 2x 6
14年ぶりの決勝進出を目指す侍ジャパンと、初の決勝進出を目指すメキシコ代表。
侍ジャパンの先発は令和の怪物・佐々木朗希、メキシコ代表先発はサンドバル。
侍ジャパンはメキシコにWBC、五輪、プレミア12の主要国際大会では負けていないが、WBC以外の結果はまるで意味をなさないだろう。
先制したのはメキシコ代表。4回表に、好投していた佐々木朗希が2死から連打を浴び、6番ウリアスにスリーランホームランを打たれてしまう。
5回から侍ジャパンは日本の絶対的エース山本由伸に投手交代。山本は7回までを無失点に抑える。
そして7回裏、2死から近藤、大谷翔平が出塁し吉田正尚が起死回生の同点スリーランホームラン!
だが直後の8回表、続投の山本がベルドゥーゴに勝ち越しタイムリーを打たれる。さらに湯浅もタイムリーを打たれ2点差となる。
2点をリードされた侍ジャパンは8回裏に代打山川穂高の犠牲フライで1点差に迫る。
9回表、侍ジャパンは大勢がメキシコを0点に抑えて最終回の攻撃にすべてを託す。
9回裏、先頭バッターの大谷翔平はツーベースを打ち、塁上でチームメイトを鼓舞する。鼓舞する。鼓舞するのだった。
四球を選んだ吉田正尚は託す。
あの男に未来を、すべてを託すのだった。
託されたのは、ここまで不振の村神様。
そして列島大歓喜のサヨナラタイムリー!
代走周東が神がかった走塁でサヨナラのホームを踏むのだ。
物語の力?
いや違う。
ダルビッシュ有の円陣からはじまり、準決勝先発という重積を背負った佐々木朗希、エースとして第2先発を任された山本由伸、打たれながらも1失点で踏ん張った湯浅、スリーバントを決めた源田、キャノン発動の甲斐、好走塁の中野、犠牲フライを打って1点差とした山川穂高、9回を抑えた大勢と大城、ヘルメットを脱ぎ捨てチームメイトを鼓舞する大谷翔平、代走周東の走塁、まさに全員野球、総力戦で勝ち取った決勝進出。
侍ジャパンは14年ぶりのWBCファイナル進出!
まだ、ふたたび、まだ見ることができるという、この春の日の幸福の日。
メキシコ代表監督の言葉どおり、野球界の勝利!
そしてこれからの先々、心と身体を削るような言葉で語り継がれるであろう、新たなる伝説!
輪の中にいる。わたしたちは、輪の中にいる。