イタリア代表編
プールB
2026年 3月6日〜11日
アメリカ:ヒューストン(ダイキン・パーク)
🇺🇸 アメリカ
🇲🇽 メキシコ
🇮🇹 イタリア
🇬🇧 イギリス
🇧🇷 ブラジル(予選通過チーム)
第4回大会まではWBC本選出場は16ヶ国で、1次ラウンドは各プール4ヶ国のリーグ戦で争われていたが、前大会からは出場が20ヶ国となり、1次ラウンドは5ヶ国で戦うことになった。
1次ラウンドは4つのプールに分けられ、それぞれサンファン、ヒューストン、東京、マイアミが会場となる。
今回はアメリカのヒューストンが舞台となる、プールBのボーノ!イタリアだ。
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イタリア代表について
WBSCランキング:14位
ヨーロッパ野球選手権で10度の優勝。オランダと覇を競い、大陸の頂点を分け合ってきた歴史は伊達ではない。
1948年にトップリーグ「セリエA」が産声を上げてから、90年代まで、ヨーロッパ野球の中心は確かにローマとボローニャのあいだにあった。
だが1997年以降の、国際大会へのプロ参加解禁から、地図は塗り替えられた。プロ資源をより広く抱え込んだオランダが加速し、イタリアは追う側へ回った。
国際大会ごとに顔ぶれが入れ替わるのは、キューバやアジア諸国を除く多くの国と同じ宿命だ。
WBCでのロースターは、全員がメジャーもしくはマイナー所属。いわばアメリカ大陸に根を張った“イタリア”である。
中軸を担うのは、確かな長打力を備えるビニー・パスカンティーノ。将来性と爆発力を併せ持つジャック・カグリオン。器用さと運動量で打線をつなぐマイルズ・マストロブニオ。悪くない、どころか十分に計算できる顔ぶれだ。
だがやはり先発投手陣の厚みが足りない。試合を支配し続ける絶対軸は見当たらず、接戦を拾い集める粘度が問われる。
現実的な目標は、決勝ラウンド進出という高みよりも、1次ラウンド4位以内の確保──次回大会への切符だろう。
誇りは、過去形ではない。越境した血と、再編された代表像。その均衡が噛み合うとき、イタリアは再び大陸の記憶を世界へ持ち出す。問題は、その瞬間を何度つくれるか、である。
主な国際大会の成績
ワールド・ベースボール・クラシック
2006年 第1回WBC:1次ラウンド敗退
2009年 第2回WBC:1次ラウンド敗退
2013年 第3回WBC:2次ラウンド敗退
2017年 第4回WBC:1次ラウンド敗退
2023年 第5回WBC:ベスト8
オリンピック
1984年 ロス五輪:予選リーグ敗退
1988年 ソウル五輪:欧州予選敗退
1992年 バルセロナ五輪:7位
1996年 アトランタ五輪:6位
2000年 シドニー五輪:7位
2004年 アテネ五輪:8位
2008年 北京五輪:欧州予選敗退
2021年 東京五輪:欧州予選敗退
WBSCプレミア12
2015年 第1回プレミア12:12位
2019年 第2回プレミア12:ランキング外
2024年 第3回プレミア12:ランキング外
イタリア代表メンバー
投手
サム・アルデゲリ(12 ロサンゼルA)
ダン・アルタヴィラ(53 カンザスシティR)
ディラン・デルシア(22 セリアA)
A・エルコラーニ(21 セリアA)
マット・フェスタ(52 ニューヨークM)
ゴードン・グラセッフォ(44 ロサンゼルA)
アレク・ジェイコブ(37 MLB傘下)
ジョー・ラ・ソルサ(75 タンパベイR)
マイケル・ロレンゼン(24 テキサスR)
ロン・マリナッチオ(97 シカゴWS)
カイル・ニコラス(19 ピッツバーグP)
アーロン・ノラ(27 フィラデルフィアP)
アダム・オッタヴィーノ(0 FA)
ガブリエーレ・クアトリーニ(80 セリアA)
グレッグ・ワイザート(57 ボストンRS)
捕手
アルベルト・ミネオ(36 セリアA)
カイル・ティール(3 ボストンRS)
内野手
ジョン・ベルティ(1 ニューヨークY)
ザック・デゼンゾ(4 ヒューストンA)
アンドリュー・フィッシャー(11 MLB傘下)
ジャコニーノ・ラサラチーナ(35 セリアA)
マイルズ・マストロブオーニ(2シカゴC)
V・パスカンティーノ(9カンザスシティR)
トーマス・サッゲス(6セリアA)
外野手
J・カリアノーネ(14 カンザスシティR)
ドミニク・カンツォーネ(8 シアトルM)
ヤコブ・マルゼー(5シカゴC)
ニック・モラビト(7ニューヨークM)
ダンテ・ノリ(16 フィラデルフィアP)
注目選手
内野手
V・パスカンティーノ(カンザスシティR)
1997年生 27歳イタリア代表の中軸は、この男の打撃から始まる。
左打席に立てば、打席は一気に実務の空間へと変わる。感情よりも確率。振り回すのではなく、選び取り、仕留める。四球を選び、甘い球を逃さず、広角へと打ち分ける。出塁率の高さとコンタクト能力は、長打力と同じ比重でこの打者を支えている。
本職は一塁手。派手さよりも堅実さ。送球を確実に収め、内野陣に安定をもたらす。だが真価はやはり打席だ。速球に差し込まれず、変化球に泳がない。崩れないフォームと、崩れない思考。その持続が、打線に体温を与える。
外野手
J・カグリオーン(カンザスシティR)
2003年生 23歳
大学時代から投打の両面で規格外の数字を叩き出し、“次の時代”の象徴として名を上げた存在である。
打者としては左の長距離砲。フルスイングで空間を切り裂き、打球は角度と速度を伴ってスタンドへ向かう。多少の荒さを内包しながらも、それを上回る破壊力がある。
投げても剛腕。150キロ台中盤の速球に鋭い変化球を織り交ぜ、三振を奪う。
イタリア代表にとって、彼は計算というより“賭け”に近い。だが短期決戦では、常識をはみ出す才能が流れを強奪する瞬間がある。1打席で、あるいは1イニングで、空気を反転させる。
越境の血統で編まれたチームにあって、カグリオーネは未来そのものだ。
安定をもたらす者がいるなら、均衡を破壊する者も必要になる。
その役目を担える数少ない存在である。
1次ラウンド イタリア代表日程(日本時間)
プールB
ダイキン・パーク(米・ヒューストン)
3月8日(日) 03:00
🇧🇷 ブラジル vs イタリア 🇮🇹
3月9日(月) 03:00
🇬🇧 イギリス vs イタリア 🇮🇹
3月11日(水) 10:00
🇮🇹 イタリア vs アメリカ 🇺🇸
3月12日(木) 08:00
🇮🇹 イタリア vs メキシコ 🇲🇽
決勝ラウンド日程(日本時間)
準々決勝1
ダイキン・パーク
2026年3月14日(土) 9:00
POOL B 1位 ー POOL A 2位
2026年3月15日(日)4:00
POOL A 1位 ー POOL B 2位
※アメリカが進出した場合はPOOL Bでの順位に関わらず、3月14日(土)に試合が行われます。
準々決勝2
ローンデポ・パーク
2026年3月14日(土) 7:30
POOL D 1位 ー POOL C 2位
2026年3月15日(日) 10:00
POOL C 1位 ー POOL D 2位
※日本が進出した場合はプールCでの順位に関わらず、3月15日(日)に試合が行われます。
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準決勝
ローンデポ・パーク
2026年3月16日(月) 9:00
準々決勝 勝者 ー 準々決勝 勝者
2026年3月17日(火) 9:00
準々決勝 勝者 ー 準々決勝 勝者
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決勝
ローンデポ・パーク
2026年3月18日(水) 9:00
準決勝 勝者 ー 準決勝 勝者