
WBC公式Xがアナウンスしたのは、シアトル・マリナーズのランディ・アロザレーナのWBC2026参戦。
2019年、カージナルスでMLBの舞台に現れた彼は、その翌年、レイズの一員としてワールドシリーズの熱狂に身を投じた。
2021年にはア・リーグ新人王の称号を獲得し、そこから3年連続で「20本塁打―20盗塁」を淡々と積み重ねる。
まるで、球界が一瞬たりとも彼を見落とせぬよう、自分自身に発信源を仕掛けているかのように。
今季だけを切り取ってみても、その存在感はひときわ濃い。160試合に出場、打率.238、27本塁打、31盗塁、OPS.760──数字の羅列というより、彼がマリナーズを24年ぶりの地区優勝へ押し上げるために通過してきた“必要な手続き”の一部のようだ。オールスターゲーム出場2度という肩書きでさえ、彼の周囲には既に周知の事実として沈殿している。
そして日本。あの“腕組みポーズ”。前大会の準決勝、岡本和真の放った打球を、まるで運命の一部を回収するかのようにキャッチし、「ドヤ顔」で宇宙線みたいな余韻を残した選手として記憶されている。
彼はパフォーマンスで、挑発で、あるいは純粋な愉悦で、観る者の視界に微細な乱流を起こし続けてきた。
そのアロザレーナが、再び世界規模の舞台に戻ってくる。
WBC2026──そこに彼が立つというだけで、物語はまたひとつ、こちらの予測を少し逸脱した方向へ回転しはじめる。
今度は何を見せるのか。どんな「顔」を刻みに来るのか。いまはただ、その瞬間を待つしかない。
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