東京オリンピックに出場する、メキシコ代表のファン・ガブリエル・カストロ監督が６日に解任されていたことがわかった。監督が自身のSNSなどで「とても悲しく不公平な知らせ」として、メキシコ野球連盟とメキシカンリーグの会長が解任を決断したと明らかにしたのである。
東京オリンピック開幕まで２ヶ月、ただでさえ新型コロナ感染拡大という状況なのにメキシコ代表は指揮官不在という事態まで背負いこむことになってしまった。東京オリンピックのオープニングラウンドでは同じグループに入ると予想されるメキシコのお家騒動、気にならないわけがないじゃないか。
解任理由は明らかにはされてないが、もっぱら、五輪出場を目標に今年メキシカンリーグで現役復帰を果たした元メジャーリーガーのエイドリアン・ゴンザレス内野手（ドジャースなどで活躍）をロースターに加えることを強いられたカストロ監督がそれを拒否していたことが原因かもしれないと報じている。
そこに暗躍していたのが、エイドリアンの兄、元巨人のエドガー・ゴンザレスで、メキシコ野球連盟ではエドガー・ゴンザレスが同国のロペス・オブラドール大統領からの指名を受けてコミッショナーを務めていて、兄が監督に圧力を掛けていたのではないかと報じている見方もある。
