侍ジャパンと、ユニフォームと

野球日本代表、すなわち侍ジャパンのユニフォームなどに関する二、三の事柄。日本代表ネタ、国際大会ネタがないときは野球カードでつなぎます。お許しを。

【侍ジャパンが出場する2021年開催予定の国際大会】

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先週の9日土曜日にトミー・ラソーダ氏が亡くなられた。享年93歳。日本では、野茂英雄がメジャー挑戦したときのロサンゼルス・ドジャースの監督をしていたことで有名だ。マイク・ピアザとともに日本でも非常に人気があった。また、2020年シドニー五輪ではアメリカ代表監督として、母国に二度目の金メダルをもたらしている。

ご生前のご功績を偲び、心からご冥福をお祈り申し上げます。

 

さて、2021年に開催が予定されている、侍ジャパン出場の野球の各カテゴリーの国際大会をまとめておこう。あくまで開催予定なので、新型コロナ次第ではやはりまた延期・中止になる可能性は大きいが。

 

 

 

WBSC女子野球ワールドカップ2021

2021年3月1日〜9日

開催地 メキシコ・ティファナ

2020年11月に開催予定であったが、コロナ禍により延期された。開催地のメキシコのティファナ

はメキシコの北部で、アメリカ合衆国との国境にある街である。侍ジャパン女子代表は前人未到の大会7連覇を目指す。

昨年の12月19日に選考合宿が行なわれ、20人という狭き門を目指し43人の選手が参加し、1月7日に代表選手20名が決定した。

 

侍ジャパン女子代表メンバー

監督

50 中島 梨紗( ナビホーム)

コーチ

70 木戸 克彦( 阪神タイガース)

53 福留 宏紀 (アーデルバッティングドーム野球塾・BCリーグ福島レッドホープス )

投手

7 田中 露朝 (ZENKO BEAMS )

11 磯崎 由加里 (エイジェック )

14 坂東 瑞紀 (阪神タイガースWomen)

15 水流 麻夏( 阪神タイガースWomen) 

18 里 綾実 (埼玉西武ライオンズ・レディース)

41 古谷 恵菜 (埼玉アストライア )

77 森 若菜 (エイジェック)

捕手

9 村松 珠希 (京都フローラ)

22 船越 千紘 (エイジェック)

26 泉 由希菜 (淡路BRAVE OCEANS) 

内野手

2 横山 彩実 (東近江バイオレッツ)

4 岩見 香枝 (埼玉西武ライオンズ・レディース) 

6 出口 彩香 (埼玉西武ライオンズ・レディース) 

16 星川 あかり (淡路BRAVE OCEANS) 

23 川端 友紀 (エイジェック )

27 只埜 榛奈 (東海NEXUS )

外野手

3 三浦 伊織 (阪神タイガースWomen )

8 清水 優花 (尚美学園大学)

10 楢岡 美和( エイジェック)

88 小島 也弥( エイジェック)

 

 

 

WBSC U-15ワールドカップ2021

2021年3月13日〜22日

開催地 メキシコ・ティファナ

女子ワールドカップと同じくメキシコ・ティファナでの開催予定である。やはりコロナ渦により昨年10月末から11月初旬に行われる予定が延期された。

パナマで開催された2018年の前回大会では、3位決定戦で台湾に敗れ4位に終わった。

これまでの4大会での日本の最高位は2016年第3回大会の2位である。IBAF時代のAA世界野球選手権大会でも、優勝は15回のうち2回(1989年、1990年)だけである。

昨年のドラフトで千葉ロッテに1位指名された鈴木昭汰投手(法政大)、北海道日本ハムに2位指名された五十幡亮汰外野手(中央大)らはU-15代表経験者である。

 

 

 

BFA U-18アジア野球選手権大会

2021年4月

開催地 台湾・高雄

昨年の9月から12月へと延期になり、さらにまた今年の4月へと再延期となった。それもまたどうなるかは怪しいところである。アメリカで9月開催予定のU-18ワールドカップ予選でもあるので、もし無事に開催されれば予選のチームがそのまま本選で戦えるわけである。これは今までにないことである。アジア大会の翌年にワールドカップなので、予選と本選を常に違う代表チームで戦ってきたのである。

 

 

 

東京オリンピック

2021年7月28日〜2021年8月7日

開催地日本・福島、横浜

昨年開催するはずだった東京オリンピックも、一年延期となった。コロナ恐るべしである。2008年北京オリンピック以来の野球競技の復活だが、すでに次回のパリ五輪での除外が決定している。また、現実的には今年の開催が最も難しい大会でもあるだろう。

 

 

 

WBSC U-18ワールドカップ2021

2021年9月10日〜19日

開催地 アメリカ・フロリダ州サラソータ、ブレイデントン

IBAF時代の1981年に初開催されたのがAAA世界野球選手権大会で、そこから今回で30回目となる大会である。最多優勝はキューバで11回。アメリカが9回、韓国が5回、台湾が3回、カナダが1回で、日本はいまだに優勝したことがない。これは以前は大会日程が夏の甲子園と重なっていたため日本はベストメンバーを組むことが困難で、参加を見送っていたからでもある。

この大会はもともと2021年開催予定だったわけだが、問題は昨年に行なわれるはずだったワールドカップ予選となる各大陸の大会はどうなるのかということである。上記のとおりアジア大会は4月に開催予定だが、その他のアメリカ大陸、ヨーロッパ大陸などは未定である。

 

 

 

WBSC U-23ワールドカップ2021

2021年9月24日〜10月3日

開催地メキシコ

1年延期されての開催である。日本は2016年の第1回大会で優勝、2018年の第2回大会は準優勝に終わった。もともとはU-21の大会であったが、23歳以下に変革された。

侍ジャパンの各カテゴリーで、プロ・アマ混成チームとなっているのは、女子代表とU-23代表のみである。

第1回大会にはプロから柿沼友哉捕手(千葉ロッテ)、山崎晃大朗外野手(東京ヤクルト)、乙坂智外野手(横浜DeNA)、大会MVPの真砂勇介外野手(福岡ソフトバンク)らが参加。社会人からは勝野昌慶投手(三菱重工名古屋現→中日)、田嶋大樹投手(JR東日本→オリックス)らが選出された。

第2回大会には、プレミア12でトップチームに選出され、昨季は13試合連続盗塁、シーズン50盗塁でタイトルを獲得した周東右京内野手(福岡ソフトバンク)、今年はチームの4番打者に成長した安田尚憲内野手(千葉ロッテ)らが選出された。

この大会の出場国はすでに決まっている。

出場国

チェコ共和国

ドイツ

台湾

日本

中国

韓国

ニュージーランド

南アフリカ

メキシコ

ニカラグア

キューバ

ベネズエラ

 

アメリカはU-23代表の大会には参加していない。それがこの大会がイマイチ盛り上がらない原因かもしれない。このカテゴリーのアメリカ代表はなかなかのチームになりそうなので残念である。おそらくはプレミア12アメリカ代表に近いチームになるだろう。だから、というわけではないがプレミア12とU-23ワールドカップは融合すべきではないかと思う。

 

今年もまだまだ一人一人がそれぞれの場所で踏ん張るんだ!でも頑張らない!怠けないこと!

そんな感じで。


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