The WBSC U-15 Baseball World Cup 2020
くたばれコロナ!とりあえず小さくたって大きな声で叫ばなければ気がすまぬ。昨日も今日も。
新型コロナウィルス感染拡大の影響であらゆるイベントが中止・延期になっているが、2021WBCをはじめ、地味ながら他の野球の国際大会も同様である。そんな中、今年の開催を決定した大会もある。決定どおりに開催の運びとなるかどうかは不透明だが、前進である。
WBSC U-15ワールドカップ2020も8月開催から延期となって、10月30日〜11月8日開催が決定した。開催地はメキシコのティファナで、出場国は以下のとおりである。
アメリカ大陸予選上位5カ国、アジア予選上位2カ国、ヨーロッパ予選上位2カ国、オセアニア予選優勝国、アフリカ予選は実施されず、世界ランキングがアフリカで最上位の南アフリカが選出された。ホスト国メキシコはワイルドカード枠での出場となった。
アメリカ大陸枠(5)
アメリカ
キューバ
ベネズエラ
ドミニカ共和国
パナマ
アジア枠(2)
日本
台湾
アフリカ枠(1)
南アフリカ
ヨーロッパ枠(2)
イタリア
ドイツ
オセアニア枠(1)
グアム
ワイルドカード枠(1)
メキシコ
注目はオセアニア枠のグアムである。これは歴史的快挙である。グアム代表初のワールドカップである。これまでにグアム代表が国際大会出場に最も近づくたのはシドニー五輪だった。予選の決勝まで進出したのである。オリンピックまであと一歩というところまで行ったグアム代表が遂に掴んだ名誉である。果たして無事に開催できる状況になっているのかどうかわからないが、とりあえず開催が決定してよかった。
現在のところ、U-15ワールドカップ以外で今年の開催が決定している野球の国際大会は以下のとおりである。
BAF U-18アジア野球選手権大会
台湾
9月6日〜12日
WBSC U-23ワールドカップ
メキシコ
9月30日〜10月9日
BAF U-12アジア野球選手権大会
台湾
11月1日〜7日
WBSC女子ワールドカップ
メキシコ
11月12日〜21日
U-15ワールドカップを含めて全ての大会に日本代表は出場資格があるのだが、予定どおりに出場するのかどうかの発表はまだない。たとえば夏の甲子園が中止という状況でU-18代表を選考できるのか、という気もするが、それよりもなによりもやはり安全面を考えるのであれば、どのカテゴリーでも出場辞退の可能性が高いと思われる。U-18、U-12のアジア選手権出場を辞退すると、恐らくは翌年のワールドカップ出場資格も得られなくなるので、残念ではある。だがどうしたって優先されるべきは選手たちの安全性である。開催地がメキシコと台湾に絞られているわけだが、一方でヨーロッパでの大会はすべて中止が決定している。メキシコと台湾は出場国に安全性の確保を示すことができるのかどうか、である。
一人一人がそれぞれの場所で踏ん張るんだ!がんばらない!怠けないこと!
そんな感じで。