侍ジャパンと、ユニフォームと

野球日本代表、すなわち侍ジャパンのユニフォームなどに関する二、三の事柄。日本代表ネタ、国際大会ネタがないときは野球カードでつなぎます。お許しを。

【WBC2023 1次ラウンド・台中プール展望 イタリア編】

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WBC2023
1次ラウンド プール A

🇹🇼 台湾代表

🇳🇱 オランダ代表

🇨🇺 キューバ代表

🇮🇹 イタリア代表

🇵🇦 パナマ代表


前大会まではWBC本選出場は16ヶ国で、1次ラウンドは各プール4ヶ国のリーグ戦で争われていたが、今回からは出場が20ヶ国となり、1次ラウンドは5ヶ国で戦うことになった。
1次ラウンドは4つのプールに分けられ、それぞれ東京、台中、フェニックス、マイアミが会場となっていて、プールAは台湾の台中で開催される。
侍ジャパンが2次ラウンドである準々決勝に進出すると、対戦相手はプールAを勝ち上がった2チームとなる。ということで、今回は1次ラウンドのプールAである、台中プールを展望していきたい。

第4弾はヨーロッパの強豪国・イタリア。

 


                                 🔽Contents🔽

 

 

 

 

 

イタリア代表について

ヨーロッパ野球選手権で10回の優勝を誇る、オランダと並ぶヨーロッパの強豪。
1948年にトップリーグであるセリアAが設立されたことで、イタリア野球の歴史が始まったと言ってもいいだろう。90年代までヨーロッパの野球界を牽引する存在だったが、1997年にIBAF(現WBSC)が国際大会へのプロ選手参加を容認すると、オランダに遅れをとるようになった。
WBCとその他の国際大会ではメンバーがまったく違うのは、キューバ・アジア諸国以外の国と同様である。WBCにはイタリア系アメリカ人メジャーリーガーであるMLB組と国内組で構成されるが、今大会にロースター入りした選手はすべてメジャーもしくはマイナーリーグのプレイヤーである。
投手陣の柱に期待されたトロントBJの守護神・ジョーダン・ロマノ、ボルチモアOのニック・ベスピらが出場辞退となり、やはり投手力は見劣りしてしまう。が、攻撃陣は期待できる。プールAで鍵を握るチームとなりそうである。

 

 

主な国際大会戦績

ワールド・ベースボール・クラシック
2006年 1次ラウンド敗退
2009年 1次ラウンド敗退
2013年 2次ラウンド敗退
2017年 1次ラウンド敗退


オリンピック
1984年 ロス五輪 予選リーグ敗退
1988年 ソウル五輪 ヨーロッパ大陸予選敗退
1992年 バルセロナ五輪 7位
1996年 アトランタ五輪 6位
2000年 シドニー五輪 7位
2004年 アテネ五輪 8位
2008年 北京五輪 ヨーロッパ大陸予選敗退
2021年 東京五輪 ヨーロッパ大陸予選敗退


プレミア12
2015年 12位
2019年 不参加

 

 

 

WBC2023 イタリア代表メンバー

監督
マイク・ピアザ

 

投手

アンドレ・パランテ(セントルイスC)
マシュー・フェスタ(シアトルM)

ビニー・ニットリ(シカゴC)
ジョーイ・マルシアーノ(サンフランシスコG傘下)
ミッチェル・スタンポ(アリゾナDB傘下)
ブラクストン・ロレンジーニ(コロラドR傘下)
クラウディオ・スコッティ(ニューヨークM傘下)
ジョー・ラソーサ(タンパベイR傘下)
ミケーレ・バサロッティ(ミルウォーキーB傘下)
ニコロ・ピナッジ(シンシナティR傘下)
スティーブン・ウッズJr (カンザスシティR傘下)
ヴィン・ティンパネリ (シンシナティR傘下)

ライアン・カステラーニ(FA)
サム・ガビグリオ(FA)

ニック・ファンティ(FA)

マット・ハービー(FA)

ジョー・ビアジーニ(FA)

 

捕手

ブレット・サリバン(サンディエゴP)
ヴィト・フリシア (フィラデルフィアP傘下)
ドミニク・ミログリオ (アリゾナDB傘下)
アルバート・ミネオ (シカゴC傘下)

 

内野手
デビッド・フレッチャー(ロサンゼルスA)
ニッキー・ロペス(カンザスシティR)
ビニー・パスカンティーノ(カンザスシティR)
マイルズ・マストロブオーニ(シカゴC)
ジョン・ヴァレンテ(デトロイトT傘下)
ロベル・ガルシア(LG)

 

外野手
ベン・デルジオ(シカゴC傘下)
ドミニク・フレッチャー(アリゾナDB)
サル・フレリック(ミルウォーキーB傘下)

 

 

 

スタメン予想

1. 左 サル・フレリック
2. 遊 デビッド・フレッチャー
3. 一 ビニー・パスカンティーノ
4. 三 ニッキー・ロペス
5. 二 マイルズ・マストロブオーニ
6. 中 ドミニク・フレッチャー
7. 右 ベン・デルジオ
8. 指 ロベル・ガルシア
9. 捕 ブレット・サリバン

 

 

 

注目選手

内野手
デビッド・フレッチャー(ロサンゼルスA)
セカンド、サード、ショートに外野も守れるユーティリティプレイヤー。長打はあまり期待できないが、三振が少ないヒットメイカー。受賞はないが、ゴールドグラブ賞も期待できる守備力である。

 

ビニー・パスカンティーノ(カンザスシティR)
昨シーズンにメジャーデビューした期待の新星。出場72試合だが、本塁打10本にOPS.833と非常に楽しみな選手である。


外野手
サル・フレリック(ミルウォーキーB傘下)
MLB公式サイトのトッププロスペクトで全体30位にランクインした22歳の逸材。
パワーはないが、走力に注目である。