5年ぶりに来月開幕する、第3回WBSCプレミア12だが、2027年開催の第4回大会から出場チームが12から16チームになることが発表された。
大会名がプレミア16になるのかどうかは不明。
これまでのWBSC世界野球ランキングの上位12チームが自動的に出場権を得るのは変わらないが、そこにランキング13位から18位までのチームに出場のチャンスが与えられることになる。
ワールド・ベースボール・クラシックと同様に、予選を勝ち抜いて出場することが可能になったのである。
また、上記の6チームに加えて2カ国の予選大会のホスト国がワイルドカードとして予選大会に出場する。
2027年に開催される第4回へのスケジュールは以下のとおりである。
2025年
12月31日時点でのWBSC世界野球ランキング上位12チームが、プレミア12 2027への出場権獲得。
ランキング13位から18位と、2カ国の予選ホスト国の計8チームが予選大会への出場権獲得。
2026年
8チームの予選出場国を4チームずつにわけて予選大会開催。
各グループの上位2チームが翌年の本選大会に出場する。
2027年
WBSCプレミア12 2027開催。
16チームを4チームごとにわけて、オープニングラウンドを戦う。各グループ上位2チームの計8チームがセカンドラウンドに進出。
4チームごとにわかれてセカンドラウンドを戦う。各グループ上位2チームがスーパーラウンドに進出。
4チームが総当たりで戦い、上位2チームが決勝戦、残り2チームが3位決定戦のファイナルへ進出する。
とまあ、WBSCのフラッグシップ大会だけに、なかなか大きなイベントへと成長するようである。
出場国が増え、これまではなかったセカンドラウンドが増設されて、試合数が大幅に増えそうな感じだが、ファイナルまで進出した場合は計10試合で、9試合の今大会より1試合増えるだけである。
ランキング13位から18位というと、イタリア、コロンビア、イタリア、チェコ、ニカラグア、ドイツ、イギリス、中国あたりの国が予選に出場することになりそうである。
また、本来なら第4回大会は4年後の2028年秋のはずなのだが開催を2027年にしたということは、本大会が2028年のロス五輪への予選も兼ねることになるということだろう。
前大会は東京オリンピックの予選も兼ねていたので、五輪出場をかけたアメリカとメキシコの3位決定戦は白熱の展開となった。