2015年侍ジャパン大学代表
第28回ユニバーシアード競技大会
投手
上原健太( 明治大学)→北海道日本ハム
吉田侑樹 (東海大学)→北海道日本ハム
井口和朋(東京農業大学北海道オホーツク)→北海道日本ハム
濵口遥大 (神奈川大学)→横浜DeNA
柳裕也 (明治大学)→中日
澤田圭佑 (立教大学)→オリックス
田中正義 (創価大学)→福岡ソフトバンク
高橋礼 (専修大)→福岡ソフトバンク
捕手
坂本誠志郎 (明治大学)→阪神
宇佐見真吾 (城西国際大学)→読売
内野手
柴田竜拓 (國學院大学)→横浜DeNA
藤岡裕大 (亜細亜大学)→千葉ロッテ
茂木栄五郎 (早稲田大学)→東北楽天
横尾俊建(慶應義塾大学)→北海道日本ハム
山足達也 (立命館大学)→オリックス
外野手
高山俊 (明治大学)→阪神
吉田正尚 (青山学院大学)→オリックス
代表22選手中17選手がプロ入り。
トップチーム召集選手→濵口遥大、高橋礼、吉田正尚
駒大の今永昇太が辞退して濵口遥大が追加で選出されている。
2016年侍ジャパン大学代表
第40回日米大学野球選手権大会
投手
柳裕也 (明治大学)→中日
佐々木千隼 (桜美林大学)→千葉ロッテ
濱口遥大(神奈川大学)→横浜DeNA
田村伊知郎 (立教大学)→埼玉西武
水野滉也(東海大学北海道キャンパス)→横浜DeNA
齊藤大将(明治大学)→埼玉西武
宮台康平(東京大学)→北海道日本ハム
内野手
京田陽太 (日本大学)→中日
吉川尚輝(中京学院大学)→読売
大山悠輔(白鴎大学)→阪神
楠本泰史 (東北福祉大学)→横浜DeNA
北村拓己 (亜細亜大学)→読売
山﨑剛(國學院大学)→東北楽天
外野手
島田海吏 (上武大学)→阪神
辰巳涼介 (立命館大学)→東北楽天
代表24選手中15選手がプロ入り。
トップチーム召集選手→濵口遥大、京田陽太、大山悠輔
投手より野手のほうが豊作の年のようだ。まだまだ頭角を現している選手が少ない。特筆すべきは桜美林大学から侍ジャパンに選出された佐々木だろう。なぜ特筆すべきなのかというと、僕が桜美林高校卒だからである。大学は違うが。
2017年侍ジャパン大学代表
第41回日米大学野球選手権大会
投手
齊藤大将(明治大学)→埼玉西武
東克樹 (立命館大学)→横浜DeNA
松本航 (日本体育大学)→埼玉西武
森下暢仁 (明治大学)→広島
内野手
熊谷敬宥 (立教大学)→阪神
楠本泰史 (東北福祉大学)→横浜DeNA
宮本丈 (奈良学園大学)→東京ヤクルト
外野手
島田海吏 (上武大学)→阪神
岩見雅紀 (慶應義塾大学)→東北楽天
代表24選手中9選手がプロ入り。
トップチーム召集選手なし。
突然にプロ入りした選手が激減した。4年生の投手でプロ入りしたのは斎藤大将と東克樹のみである。2年前ということもあり、まだトップチームに召集された選手はいない。松本航、森下暢仁などが今後の候補として期待したい。
2018年侍ジャパン大学代表
第42回日米大学野球選手権大会
投手
松本航 (日本体育大学)→埼玉西武
小島和哉 (早稲田大学)→千葉ロッテ
清水昇 (國學院大學)→東京ヤクルト
甲斐野央 (東洋大学)→福岡ソフトバンク
森下暢仁(明治大学)→広島
津森宥紀 (東北福祉大学)→福岡ソフトバンク
頓宮裕真(亜細亜大学)→オリックス
捕手
海野隆司 (東海大学)→福岡ソフトバンク
佐藤都志也(東洋大学)→千葉ロッテ
内野手
伊藤裕季也(立正大学)→横浜DeNA
渡邊佳明(明治大学)→東北楽天
勝俣翔貴(国際武道大学)→オリックス
辰己涼介(立命館大学)→東北楽天
代表24選手中13選手がプロ入り。
トップチーム召集選手→甲斐野央
ルーキーでありながらトップチームでプレミア12に出場し大活躍の甲斐野が抜きん出ている。
2019年侍ジャパン大学代表
第43回日米大学野球選手権
投手
森下暢仁(明治大学)→広島
吉田大喜(日本体育大学)→東京ヤクルト
捕手
海野隆司(東海大学)→福岡ソフトバンク
佐藤都志也(東洋大学)→千葉ロッテ
郡司祐也 (慶應義塾大学)→中日
内野手
柳町達(慶應義塾大学)→福岡ソフトバンク
外野手
宇草孔基(法政大学)→広島
代表24選手中7選手がプロ入り。
今年のドラフトでのプロ入りである。小笠原慎之介、オコエ瑠偉、平沢大河らと同世代である。キャッチャーが3人プロ入りしている。トップチームには絶対的な正捕手がいないのでこの中から名乗りを挙げてくれる選手が出てくれることを期待したい。
この10年で侍ジャパン大学代表からプロ入りしたのは全体の約58%である。年度によってばらつきがあり、7割がプロ入りする年もあれば3割を切る年もあった。平均して6割弱となったが、これが多いか少ないのかは難しいところだが、まあまあの数字ではないか。プロ入りした選手の中からさらに一度でもトップチームに召集された選手は約10%である。この数字には少し物足りなさを感じている。これは大学時代にピークを迎えてしまった、あるいはプロ入り後に期待されたような成長曲線を描くことができなかった、指導者に恵まれなかった、等の原因があるだろう。いずれにせよ、今後の国際大会で勝ち抜くためにも、即戦力であり、大学代表経験者である選手たちを、いかにしてトップチームレベルのプレイヤーに成長させるかは野球人口が減少している現在地においては重要な課題である。