侍ジャパンと、ユニフォームと

野球日本代表、すなわち侍ジャパンのユニフォームなどに関する二、三の事柄。日本代表ネタ、国際大会ネタがないときは野球カードでつなぎます。お許しを。

【侍ジャパン大学代表からプロ入りした選手たち 前編】

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東京オリンピックに関連した情報も、来年3月のアメリカ大陸予選までは乏しくなるので書くことがないなあ、侍ジャパンの昔話も連続で書き上げていったらすぐにネタが尽きるなあ、ユニフォームのブログだけどやはりそこも同じだなあ。野球日本代表の古いレプリカユニフォームにおいても、そうそう新たなる発掘があるわけではないからなあ。

というわけで、侍ジャパンの未来というか将来というか、これからの野球界というか、グローバル化というか、そういったことを踏まえて侍ジャパンの各世代のことを色々と考えていきたいと、唐突に思ったわけである。

まずは、侍ジャパン大学代表からプロ入りした選手はどれくらいいるのか。ここ10年の侍ジャパン大学代表をまとめてみたよ。

 

2010年侍ジャパン大学代表

FISU第5回世界大学野球選手権

投手
斎藤佑樹( 早稲田大学)→北海道日本ハム

菅野智之(東海大学)→読売

乾真大(東洋大学)→北海道日本ハム

大石達也(早稲田大学)→埼玉西武

藤岡貴裕(東洋大学)→千葉ロッテ

加賀美希昇(法政大学)→横浜

野村祐輔(明治大学)→広島

中後悠平(近畿大学)→千葉ロッテ


捕手
小池翔大(青山学院大学)→千葉ロッテ

伏見寅威(東海大学)→オリックス


内野手
井上晴哉(中央大学)→千葉ロッテ

阿部俊人(東北福祉大学)→東北楽天

鈴木大地(東洋大学)→千葉ロッテ

荒木郁也(明治大学)→阪神


外野手
伊藤隼太(慶應義塾大学)→阪神

伊志嶺翔大(東海大学)→千葉ロッテ

 

代表22選手中16選手がプロ入り。

トップチーム召集選手→菅野智之、野村祐輔
いわゆるあの世代が中心の大学代表である。同世代の秋山翔吾柳田悠岐は選出されていない。約10年前だが、トップチームのエース級になっている選手もいれば、未だ伸び悩む選手、すでに引退した選手もいる。

 

2011年侍ジャパン大学代表

第38回日米大学野球選手権

投手
野村祐輔(明治大学)→広島

中後悠平(近畿大学)→千葉ロッテ

藤岡貴裕(東洋大学)→千葉ロッテ

菅野智之(東海大学)→読売

三上朋也(法政大学)→横浜DeNA

東浜巨(亜細亜大学)→福岡ソフトバンク

福谷浩司(慶應義塾大)→中日

大瀬良大地(九州共立大学)→広島

岩貞祐太(横浜商科大学)→阪神


捕手
梅野隆太郎(福岡大学)→阪神

吉田裕太(立正大学)→千葉ロッテ


内野手
鈴木大地(東洋大学)→千葉ロッテ

高田知季(亜細亜大学)→福岡ソフトバンク

金子侑司(立命館大学)→埼玉西武

山川穂高(富士大学)→埼玉西武


外野手
伊藤隼太(慶應義塾大学)→阪神

 

代表22選手中16選手がプロ入り。

トップチーム召集選手→菅野智之、野村祐輔、東浜巨、大瀬良大地、山川穂高

前年の代表チームにも劣らないメンバーである。同世代では菊池涼介、小林誠司などが選出されていない。所属チームのエース、4番、キャプテンにタイトルホルダーと順調にステップアップした選手を多く輩出している。

 

2012年侍ジャパン大学代表

東日本大震災復興支援ベースボールマッチ

投手
東浜巨(亜細亜大学)→福岡ソフトバンク

福谷浩司(慶應義塾大学)→中日

三嶋一輝(法政大学)→横浜DeNA

西宮悠介(横浜商科大学)→東北楽天


捕手
伏見寅威(東海大学)→オリックス

吉田裕太(立正大学)→千葉ロッテ


内野手
山川穂高(富士大学)→埼玉西武

高田知季(亜細亜大学)→福岡ソフトバンク


外野手
緒方凌介(東洋大学)→阪神

加藤翔平(上武大学)→千葉ロッテ

 

代表22選手中10選手がプロ入り。

トップチーム召集選手→東浜巨、山川穂高

復興支援マッチとして社会人代表と対戦したチームである。代表チームというよりは選抜チームといったほうがよいチームである。

 

2013年侍ジャパン大学代表

第39回日米大学野球選手権

投手
大瀬良大地(九州共立大学)→広島

杉浦稔大(國學院大学)→北海道日本ハム

関谷亮太(明治大学)→千葉ロッテ

山﨑康晃(亜細亜大学)→横浜DeNA

山﨑福也(明治大学)→オリックス

石田健大(法政大学)→横浜DeNA

田中豊樹(日本文理大学)→北海道日本ハム


捕手
梅野隆太郎(福岡大学)→阪神

嶺井博希(亜細亜大学)→横浜DeNA

坂本誠志郎(明治大学)→阪神


内野手
河合完治(法政大学)→千葉ロッテ

西浦直亨(法政大学)→東京ヤクルト

岡大海(明治大学)→北海道日本ハム

中村奨吾(早稲田大学)→千葉ロッテ

大城滉二(立教大学)→オリックス

藤岡裕大(亜細亜大学)→千葉ロッテ


外野手
江越大賀(駒澤大学)→阪神

吉田正尚(青山学院大学)→オリックス

 

代表24選手中18選手がプロ入り。

トップチーム召集選手→大瀬良大地、山崎康晃、石田健大、岡大海、中村奨吾、吉田正尚

代表の枠が二人増えている。大瀬良大地は同年秋に小久保監督の初陣となるトップチームの台湾戦にも出場している。2年生の吉田正尚はこの年から3年連続で代表に選出される。

 

2014年侍ジャパン大学代表

第27回ハーレムベースボールウィーク

投手
山崎福也(明治大学)→オリックス

濵口遥大(神奈川大学)→横浜DeNA

吉田 侑樹 (東海大学)→北海道日本ハム

浜田智博(九州産業大学)→中日

田中大輝(國學院大学)→読売

山﨑康晃(亜細亜大学)→横浜DeNA

熊原健人(仙台大学)→横浜DeNA

田中正義(創価大学)→福岡ソフトバンク

加藤拓也(慶應義塾大学)→広島


捕手
坂本誠志郎(明治大学)→阪神


内野手
中村奨吾(早稲田大学)→千葉ロッテ

福田周平(明治大学)→オリックス

田中俊太(東海大学)→読売

茂木栄五郎(早稲田大学)→東北楽天

柴田竜拓(國學院大大学)→横浜DeNA

山足達也(立命館大学)→オリックス


外野手
吉田正尚(青山学院大学)→オリックス

 

代表24選手中17選手がプロ入り。

トップチーム召集選手→山崎康晃、中村奨吾、吉田正尚

同世代の有原航平、外崎修汰、源田壮亮などは選出されていない。代表チームの投手全員がプロ入りしている。

後編に続く。