昨日のメットライフドームでの埼玉西武ライオンズと千葉ロッテマリーンズの試合、先発はライオンズが高橋光成、マリーンズが小島和哉である。この対戦は甲子園優勝投手同士の対決として注目を集めた、かどうかは知らん。が、とにかくそうなのである。マリーンズ小島和哉は2013年春の選抜高校野球で浦和学院2年生エースとしてチームを優勝に導いた。そしてライオンズ高橋光成は同年夏の甲子園大会で前橋育英の2年生エースとして優勝投手となった。なかなか面白いが、わたしが注目したのはそこではない。いや、まあ似たようなものなのだが、このブログの性質上そうはいかない。甲子園優勝投手同士の対決、として取り上げるわけにはいかないのである。
二人は共に、2014年のBFA U-18アジア選手権に出場した侍ジャパンU-18代表のメンバーなのである。高橋光成が18番、小島和哉が19番を背負って翌年のU-18ワールドカップ出場をかけて戦ったわけである。感慨深いではないか。6年の時が流れて、プロの舞台で相見まえたのである。感慨深いではないか。高橋光成は同年のドラフトでライオンズに1位指名されて入団。小島和哉は早稲田大に進学した。感慨深いではないか。小島は大学でも侍ジャパン大学代表に選出され日米大学野球選手権などに出場した。2018年のドラフトで千葉ロッテに3位指名されて入団する。
高橋と小島がチームメイトとなった侍ジャパンU-18代表には他に、巨人の4番打者へと成長して、侍ジャパントップチームでも3塁を任されるかもしれない岡本和真や、ソフトバンクで今シーズン台頭してきた栗原陵矢などがいた。感慨深いではないか。侍ジャパン大学代表からプロ入りする選手は6割近くになるのだが、U-18代表からだと大学経由でプロ入りした選手を含めても3割ちょいである。それを考えると、感慨深いではないか。
試合は期待どおりの投手戦であった。投手戦、というか両チームともにチャンスはあったが生かせなかった。小島和哉は6回2/3、5安打1失点で降板。高橋光成は7回8安打2失点である。高橋光成は井上に打たれたソロホームランが悔やまれる。それでも7回を2失点で抑えたのはよしとしようじゃないか。
次はトップチームでチームメイトに!
一人一人がそれぞれの場所で踏ん張るんだ!がんばらない!怠けないこと!
そんな感じで。