🇺🇸アメリカ 2 - 6 日本🇯🇵
🇯🇵 030 000 030 6
🇺🇸 100 001 000 2
🇯🇵侍ジャパン大学代表スタメン🇯🇵
1 (右)天井 一輝
2 (二)熊田 任洋
3 (遊)宗山 塁
4 (左)西川 史礁
5 (指)渡部 聖弥
6 (一)廣瀬 隆太
7 (三)辻本 倫太郎
8 (中)中島 大輔
9 (捕)進藤 勇也
(投)細野 晴希
優勝!
侍ジャパン大学代表が、日米大学野球選手権で2大会連続、2007年の第36回大会以来となる敵地アメリカ開催での優勝を果たした!
侍ジャパン大学代表の先発は細野晴希。
初回に、前日にホームランを打っている3番カルペッパーにタイムリーを打たれ先制される。
だが、今年の大学代表は取られたらすぐに取り返す。2回表、ヒットとエラーでチャンスをつくると、6番の廣瀬隆太(慶應義塾大)のレフトへタイムリーツーベースで同点。
さらに四球でチャンスを広げると、またもアメリカのエラーで2点を勝ち越した。
打線が逆転サヨナラすると、先発の細野は立ち直り、スライダーを中心に5回までアメリカ打線を抑え込んだ。
つづいて6回から登板したなのは、前日に2本のホームランを浴びた武内夏暉(國學院大)。味方エラーもあり1点を失ったが、同点にはさせなかった。
点差が1点となったが、終盤8回に、中島大輔(青山学院大)と天井一輝(亜細亜大)の内野安打でチャンスを作ると、代打宮下朝陽(東洋大)の内野ゴロ、エラー、渡部のタイムリーでふたたび3点を奪い点差を広げた。
8回は前日先発の下村海翔(青山学院大)、9回は2試合つづけと常廣羽也斗(青山学院大)がそれぞれ無失点に抑え試合を締めた。
侍ジャパン大学代表、2大会連続優勝!
3月のWBCでの侍ジャパン・トップチームにつづいて、アメリカでアメリカを破っての優勝だ。侍ジャパンはどのカテゴリーでも、基本的には投手力中心の戦い方だが、トップチームや社会人代表はパワーで国際大会を勝ち抜くチームを目指した。社会人代表はU-23代表としてワールドカップを、トップチームはWBCを制したのだ。
その流れのなかでも大学代表大久保監督はやはり投手力中心のチームをつくった。捕手は守備重視、内外野手の選考基準はミート力や外角への対応力と機動力だった。
バッテリーは4年生で固めたが、打線の中軸は3年生を中心に組まれた。常廣を中心とした投手陣は総力戦ともいえるような継投でアメリカを抑え、打線は長打よりも相手のミスや四死球に単打で繋いでの得点が多かった。伝統的な侍ジャパンの戦い方である。
思うに、日本の強さはここだろうと感じた。今ではパワー勝負で世界に挑む力をつけ、さらにはディフェンス中心の野球でも勝てる。
おそらくは王貞治元監督が夢見た、世界に打ち勝てる日本代表、それが現実のものとなり、日本野球の魂ともいえる投手力中心の守れる野球でも勝つことが出来る。理想の侍ジャパンが完成しつつある、そんな気がして、ぼくは興奮している。