侍ジャパンと、ユニフォームと

野球日本代表、すなわち侍ジャパンのユニフォームなどに関する二、三の事柄。日本代表ネタ、国際大会ネタがないときは野球カードでつなぎます。お許しを。

【野球伝来150年記念試合 U-23NPB選抜vs.アマ選抜】

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1872年(明治5年)に、東京大学の前身である開成学校のアメリカ人教師ホレス・ウィルソンらが、アメリカからボールとバットを持ち込み学生たちに教えたのが、初の日本への野球伝来と言われている。2022年はそこから150年。

NPB(日本野球機構)とBFJ(全日本野球協会)は、150年という節目の年を迎えて共同記念事業を行うと発表した。その一環として、8月1日に「U―23NPB選抜チームvs.大学・社会人選抜チーム」の記念試合を神宮球場で行う。

 

NPB選抜は1999年から2004年に生まれた選手と今年のルーキー選手全員が対象となり、6月頃に各球団から選手が推薦され、その中から人選が進められる。

大学・社会人選抜も各世代の侍ジャパンの選手、候補選手らが選抜される見込みとなっている。両軍の監督、コーチも6月頃に決定する。NPB選抜チームの監督には、侍ジャパン・トップチーム栗山英樹監督も候補になっているが、この可能性はかなり高いと思われる。アマチュア球界への視察もしている栗山監督にとっては大学・社会人のトップ選手たちとの対戦はまたとない舞台となるはずだ。

現段階では選抜チームとなっているが、できれば侍ジャパンU-23代表と侍ジャパン大学・社会人代表として新ユニフォームのお披露目も兼ねてほしい。まあそうなるとは思うが。

 

 

主なプロアマ交流戦

 

1992年

アマ・プロ交歓試合

同年開催のバルセロナ五輪で野球競技が正式種目となり、五輪日本代表(この時点では正式な代表チームではない)とプロ選抜チームが対戦した。断絶状態にあったアマ球界とプロ球界の雪解けのはじまりである。

五輪日本代表には杉浦正則、西山一宇、小桧山雅仁、杉山賢人、伊藤智仁など。野手には佐伯貴弘、大島公一、小久保裕紀、仁志敏久、真中満などが出場。

プロ選抜は若手主体で、野茂英雄、古田敦也、小川博文、新庄剛志(BigBoss)など。

 

1995年

六大学OBプロvs.現役選抜

11月14日に東京六大学野球連盟結成70周年試合として開催。OB選抜は巨人・長嶋監督が指揮を執り、現役選抜は川上憲伸(明治大)、高橋由伸(慶應大)、高木大成(慶應大)らが出場。

 

2006年

ヤクルトVS東京六大学選抜

11月4日に明治神宮外苑創建80周年記念として開催。単独プロチームと学生チームの対戦は史上初のことで、ヤクルト・古田監督が代打出場で試合を盛り上げた。

 

2009年

U―26NPB選抜VS大学日本代表

11月22日にセ・パ誕生60周年記念として東京ドームで開催。始球式に鳩山由紀夫首相(当時)が登場した。オーバーエージ枠で出場した阪神・新井が早大・斎藤(元日本ハム)から先制打した。

 

2010年

NPBフレッシュ選抜VS大学日本代表

7月26日に世界大学野球選手権の壮行試合として開催。プロ選抜には今宮(ソフトバンク)、大田(DeNA)、堂林(広島)、ルーキーの筒香(パイレーツ)などが出場。大学代表には藤岡(東洋大)、野村(明治大)、菅野(東海大)らが出場していた。