夏の甲子園大会も佳境に入ってきました。今まで棚上げしてきた課題が色々と議論の対象になっていますが、とにかく野球を好きでいてくれる若い選手たちのことを、未来の希望である若者たちのことを第一に考えてほしいものです。大人の都合やノスタルジー、そしてどうでもいい既得権益など、生ゴミ以下ですよ。
で、そろそろWBSC U-18ワールドカップに出場する侍ジャパンU-18代表メンバーが発表されます。この大会のことも踏まえて今後は大会日程などを考えてほしいものです。
WBSC U-18ワールドカップとは
WBSC U-18ワールドカップ は、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が主催する、18歳以下の各国・地域代表選手で競われる野球の国際大会である。隔年で開催され、ワールドカップが開催されない年は各大陸での予選を兼ねた大会が行われている。今年は大陸予選を通過した12ヵ国・地域参加により、8月30日から9月8日までの期間、韓国で開催する。
IBAF時代はAAA世界野球選手権という大会名であったが、このAAAとは世代別のカテゴリーを表し、主要カテゴリー(国際野球連盟における区分としては大学生以上の一般成人)に対するそれ以下の世代別カテゴリーの区分を表している。MLBにおけるマイナーリーグの最上位区分であるAAAとは無関係である。
2011年にAAA世界野球選手権大会を翌年の第25回大会をもって廃止することが決定し、2013年より18Uワールド・ベースボール・クラシックを隔年で開催することが発表された。IBAFと、WBCを主催するMLB機構の共催により行われ、WBCのユース版とする構想であったが、2013年大会においては延期となり、18U野球ワールドカップとして実施された。2013年のWBSC発足に伴い、第27回大会からWBSC主催となり、大会名もWBSC U-18ワールドカップと改められることになり現在に至る。第25回大会以降はアメリカ代表が四連覇中である。
日本代表は、AAA世界野球選手権時代は夏の甲子園大会と日程が重複するためほとんど参加を見送っていた。だが2012年の第25回大会からは日程が甲子園大会終了後の開催に変更になったため参加が可能になった。過去の主な出場選手は以下の通りである。
第21回大会
ダルビッシュ有、涌井秀章。
第25回大会
大谷翔平、藤浪晋太郎、森友哉。
第26回大会
松井裕樹、山岡泰輔、田口麗斗、高橋光成、森友哉、上林誠知。
第27回大会
成田翔、小笠原慎之介、高橋純平、平沢大河、清宮幸太郎、オコエ瑠偉。
第28回大会
中村奨成、清宮幸太郎、安田尚憲、小園海斗、藤原恭大。
第29回WBSC U-18ベースボールワールドカップ出場チーム
グループA
韓国、オーストラリア、オランダ、カナダ、ニカラグア、中国
グループB
日本、アメリカ、チャイニーズ・タイペイ、パナマ、南アフリカ、スペイン
今年の開催国が韓国であることから、出場するのかどうか、という声を耳にしないでもありません。現在のところNPBエンタープライズや高野連などから正式なアナウンスは出ていませんが、最悪の日韓関係を考えると慎重にならざるをえません。スポーツに政治を持ち込むのは反対ですが、選手の安全が第一です。100%の安全が保証されないかぎりは不参加も選択肢の一つになると思います。