WBC2023
1次ラウンド プール B
🇯🇵 日本代表
🇰🇷 韓国代表
🇦🇺 オーストラリア代表
🇨🇳 中国代表
🇨🇿 チェコ代表
前大会まではWBC本選出場は16ヶ国で、1次ラウンドは各プール4ヶ国のリーグ戦で争われていたが、今回からは出場が20ヶ国となり、1次ラウンドは5ヶ国で戦うことになった。
1次ラウンドは4つのプールに分けられ、それぞれ東京、台中、フェニックス、マイアミが会場となり、日本は当然のことにプールBとなる東京プールで戦う。
ということで、1次ラウンド東京プールを展望していきたい。
まずは日本の永遠のライバル、韓国から。
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韓国代表について
WBSCランキング 3位
プールBでの二強の一角。
WBC2023を、韓国球界再浮上のための重要なターニングポイントと位置づけている韓国球界である。
WBCでの優勝はまだないが、北京オリンピックでは完全優勝を果たしている。
ロス五輪以降の主要国際大会で見ると、日本と韓国の代表通算対戦成績は日本の11勝9敗と、互角に近い戦績である。
オリンピックでは日本は4勝4敗と五分の成績なのだが、シドニー五輪以降、すなわちプロ選手参加以降は日本はオリンピックで韓国に勝てずにいた。その悪い流れを、日本は東京五輪準決勝という舞台で振り払うことができた。
WBCの戦績も4勝4敗の五分。2009WBCの伝説の決勝で勝ったのを最後にWBCでは対戦はない。
最後にプレミア12は3勝1敗。2015年大会では悪夢の準決勝逆転負けが忘れられない。直近の2019年大会では決勝で逆転勝ちして、4年前のリベンジを果たしている。
韓国野球は打高投低と言われていて、アメリカタイプのパワーベースボールである。また、アメリカや日本とは違い、韓国からは国際大会に出場できるナショナルチームは1チームしか作れないと嘆かれていた。つまり層が薄いのだ。
さらに現在の韓国代表は世代交代がうまく進んでないという課題がある。東京五輪で目指した世代交代が失敗し、課題は先延ばしとなった。WBCには世代交差、よく言えば若手とベテランの融合チームで挑むことになりそうだ。
韓国は2大会連続で1次ラウンド敗退という屈辱を味わっている。だが、日本戦となると、見えない何かが韓国代表の力を増幅するのだ。前回、前々回の大会では1次ラウンドで日本とは別プールに入ったことが敗因の一つ、というのは考えすぎだろうか。とにかく何が起こるかわからない。
とはいえ順当にいけば、日本と韓国が準々決勝に進出するだろう。韓国との対戦は準々決勝進出をかけた試合というよりは、国と国のプライドをかけた試合になるだろう。
主な国際大会戦績
ワールド・ベースボール・クラシック
2006年 - ベスト4
2009年 - 準優勝
2013年 - 1次ラウンド敗退
2017年 - 1次ラウンド敗退
オリンピック
1984年 ロス五輪 4位
1988年 ソウル五輪 4位
1992年 バルセロナ五輪 アジア地区予選敗退
1996年 アトランタ五輪 8位
2000年 シドニー五輪 3位
2004年 アテネ五輪 アジア地区予選敗退
2008年 北京五輪 優勝
2021年 東京五輪 4位
WBSCプレミア12
2015年 - 優勝
2019年 - 準優勝
WBC2023 韓国代表メンバー
投手
高 佑錫/コ・ウソク(LGツインズ)
鄭 又榮/チョン・ウヨン(LGツインズ)
高 永表/コ・ヨンピョ(KTウィズ)
蘇 珩準/ソ・ヒョンジュン(KTウィズ)
李 庸燦/イ・ヨンチャン(NCダイノス)
元 兌仁/ウォン・テイン(サムスン・ライオンズ)
金 元中/キム・ウォンジュン(ロッテG)
朴 世雄/パク・セウン(ロッテ・ジャイアンツ)
郭 彬/クァク・ビン(斗山ベアーズ)
鄭 哲元/チョン・チョルウォン(斗山ベアーズ)
金 廣鉉/キム・グァンヒョン(SSG)
金 允植/キム・ユンシク(LGツインズ)
梁 玹種/ヤン・ヒョンジョン(起亜タイガース)
李 義理/イ・ウィリ(起亜タイガース)
具 昌模/ク・チャンモ(NCダイノス)
捕手
李 知栄/イ・ジヨン(キウム・ヒーローズ)
梁 義智/ヤン・ウィジ(斗山ベアーズ)
内野手
崔 廷/チェ・ジョン(SSG)
金 慧成/キム・ヘソン(キウム・ヒーローズ)
呉 智煥/オ・ジファン(LGツインズ)
朴 炳鎬/パク・ビョンホ(KTウィズ)
姜 白虎/カン・ベクホ(KTウィズ)
金 河成/キム・ハソン(サンディエゴP)
トミー・エドマン(セントルイスC)
チェ・ジマン(ピッツバーグP)
外野手
李 政厚/イ・ジョンフ(キウム・ヒーローズ)
金 賢洙/キム・ヒョンス(LGツインズ)
朴 海旻/パク・ヘミン(LGツインズ)
羅 成範/ナ・ソンボム(起亜タイガース)
朴 健祐/パク・ゴンウ(NCダイノス)
スタメン予想
1. 二 トミー・エドマン
2. 遊 金 河成/キム・ハソン
3. 中 李 政厚/イ・ジョンフ
4. 一 朴 炳鎬/パク・ビョンホ
5. 左 金 賢洙/キム・ヒョンス
6. 三 崔 廷/チェ・ジョン
7. 右 羅 成範/ナ・ソンボム
8. 捕 梁 義智/ヤン・ウィジ
9. 指 姜 白虎/カン・ベクホ
注目選手
内野手
トミー・エドマン (セントルイスC)
母親が韓国生まれのメジャーリーガー。2019年にメジャーデビュー。2021年シーズンに二塁手でゴールドグラブ賞を受賞した、守備の名手。
12月31日に韓国代表でWBC参戦を表明した。
金 河成/キム・ハソン (サンディエゴP)
WBC2017、アジアプロ野球CS2017、プレミア12 2019韓国代表
韓国リーグ時代に3年連続で遊撃手でゴールデングラブ賞受賞。
2020年オフにポスティングでMLBに移籍。2021年にメジャーデビューを果たした。
外野手
李 政厚/イ・ジョンフ ( キウムH)
アジアプロ野球CS2017、プレミア12 2019、東京五輪韓国代表
父親は元中日ドラゴンズで、元韓国代表の李 鍾範。父親が中日在籍時に生まれたため、出身は名古屋である。
2022年は、打率.349、113打点、193安打、出塁率.421、長打率.575で打撃5冠を達成し、MVPも獲得した。
来シーズンオフにメジャー挑戦を表明。
⬇️1次ラウンド展望 東京プール編