侍ジャパンと、ユニフォームと

野球日本代表、すなわち侍ジャパンのユニフォームなどに関する二、三の事柄。日本代表ネタ、国際大会ネタがないときは野球カードでつなぎます。お許しを。

【WBC2023 1次ラウンド・東京プール展望 中国編】

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WBC2023
1次ラウンド プール B

🇯🇵 日本代表

🇰🇷 韓国代表

🇦🇺 オーストラリア代表

🇨🇳 中国代表

🇨🇿 チェコ代表


前大会まではWBC本選出場は16ヶ国で、1次ラウンドは各プール4ヶ国のリーグ戦で争われていたが、今回からは出場が20ヶ国となり、1次ラウンドは5ヶ国で戦うことになった。

1次ラウンドは4つのプールに分けられ、それぞれ東京、台中、フェニックス、マイアミが会場となり、日本は当然のことにプールBとなる東京プールで戦う。

ということで、1次ラウンド東京プールを展望していきたい。

3チーム目は、日本とはスポーツ以外のところで色々とある中国。

 

⬇️WBC2023 1次ラウンド・東京プール日程

東京プール日程

 

 

                         🔽Contents🔽

 

 

 

中国代表について

WBSCランキング 21位

中国における野球の地位は低く、人気はあまりない。2002年に中国野球リーグが発足したが、年々規模が縮小され、2018年に発展的解消し翌年からMLB主導のもとにCNBL(中国プロ野球連盟)が誕生した。

2000年代に入り、2008年の北京オリンピックのためにナショナルチームの強化をはじめている。
2002年からは、ロッテオリオンズでプレー経験があり、シアトル・マリナーズの監督を務めたジム・ラフィーバーが監督に就任し、WBC2006、北京オリンピックなどで指揮を執った。
WBC2009では、元オリックス監督のテリー・コリンズが監督に就任した。
少しづつ力を付けていて 、自国開催の北京五輪では予選リーグで台湾に歴史的勝利を遂げて、WBC2009でも1次ラウンドで台湾からWBC初勝利を挙げた。

日本代表とは、1999シドニー五輪アジア地区予選、2003アテネ五輪アジア地区予選、WBC20061次ラウンド、北京五輪予選リーグ、WBC20091次ラウンド、WBC20131次ラウンド、WBC20171次ラウンドで対戦しているが、すべて日本代表の勝利となっている。

実力差を考えると、WBCなどでは常に大差での日本代表の勝利と思いがちだが、実際のところコールド勝ちしたのはWBC2006だけで、あとは接戦とまではいかないが、わりと普通の試合である。これが国際大会の難しさであり、何が起こるかわからない側面があるということだろう。

侍ジャパン投手陣に中国打線がきっちりと対応するのは難しいだろう。だが侍打線が、不慣れな中国投手陣の小刻みな継投にうまく対応できないと、???と感じてる間にイニングが進んでいってしまう恐れがある。

特にWBC2023では、1次ラウンドの初戦が中国戦となる。オープニングゲーム特有の重苦しさを、侍ジャパン打線がきっちりと振り払うことができるかどうか、その辺に注目である。

 

 

主要国際大会戦績

ワールド・ベースボール・クラシック

2006年 - 1次ラウンド敗退
2009年 - 1次ラウンド敗退
2013年 - 1次ラウンド敗退
2017年 - 1次ラウンド敗退

 

オリンピック

1988年 ソウル五輪 アジア地区予選敗退

1992年 バルセロナ五輪 アジア地区予選敗退
1996年 アトランタ五輪 アジア地区予選敗退
2000年 シドニー五輪 アジア地区予選敗退
2004年 アテネ五輪 アジア地区予選敗退
2008年 北京五輪 8位
2021年 東京五輪 アジア地区予選敗退

 

プレミア12

出場なし

 

 

WBC2023 中国代表メンバー

投手
朱權/チュ・グォン(KTウィズ 🇰🇷)
アラン・カーター(ロサンゼルスA傘下 🇺🇸)
チャングロング・スー(CNBL 🇨🇳)
チャオクゥン・ゼン(CNBL 🇨🇳)
フヤング・ツァオ(CNBL 🇨🇳)
ハイチェング・ゴン(CNBL 🇨🇳)
ハイロング・スン(CNBL 🇨🇳)
ハオ・ザン(CNBL 🇨🇳)
ジアン・ユイ(CNBL 🇨🇳)
キアング・リン(CNBL 🇨🇳)
ウェイイ・ワン(CNBL 🇨🇳)
イアング・ワン(CNBL 🇨🇳)
イン・クゥイ(CNBL 🇨🇳)
ユーチェン・ワン(CNBL 🇨🇳)

 

捕手
チェン・チェン(CNBL 🇨🇳)
ニン・リー(CNBL 🇨🇳)
イーファン・リー(CNBL 🇨🇳)
ユエン・リュー(CNBL 🇨🇳)

 

内野手
チェン・チェン(CNBL 🇨🇳)
チェンチェン・ルアン(CNBL 🇨🇳)
ジエ・チャオ(CNBL 🇨🇳)
ジン・ヤン(CNBL 🇨🇳)

ジンジン・ルオ(CNBL 🇨🇳)

レイ・チャン(FA/元マイアミM傘下 🇺🇸)

 

外野手
真砂勇介 (日立製作所 🇯🇵)
ペイ・リアン(CNBL 🇨🇳)
ロングジー・リアン(CNBL 🇨🇳)
イァオ・ハン(CNBL 🇨🇳)
ユン・ルウ(CNBL 🇨🇳)

ヤンカン・コゥ(CNBL 🇨🇳)

 

 

 

 

 

スタメン予想

1. 左 ペイ・リアン
2. 遊 ジン・ヤン
3. 中 真砂勇介
4. 三 チェンチェン
5. 一 ジエ・チャオ
6. 指 チェンチェン
7. 右 ヤンカン・コゥ
8. 二 ジンジン・ルオ
9. 捕 ニン・リー

 

 

 

注目選手

注目選手とは言っても、まだ代表メンバー発表前なので、あくまで有力候補から選びました。

正式に出場メンバーが発表されたら、中国系アメリカ人メジャーリーガーなどを含め、また改訂していきたいと思っています。

投手

宮 海成(元ピッツバーグP傘下)
WBC2017中国代表
今井達也、堀瑞輝、早川隆久などが出場した、BFA U-18アジア選手権2016の中国代表。
中国のMLBディベロップメント・センター出身初のプロ契約選手。ストレートにカーブを織り交ぜたシンプルなピッチングスタイル。

 

捕手

孟 偉強(広東レパーズ)
WBC2013、WBC2017中国代表
本職は捕手だが、投手、外野手も兼ねる、中国の大谷翔平と称される四刀流選手。


内野手

寇 永康 (前ミルウォーキーB傘下)
吉田輝星、根尾昂、藤原恭大、小園海斗、蛭間拓哉などが出場した、BFA U-18アジア選手権2018中国代表で4番を務めた。

広角に打ち分ける打撃センスが光る。


楊晋 (上海レッドイーグルス)
中国野球史上最も安定した守備力を誇るショート・ストップ。アジア野球選手権2019では最多本塁打のタイトルを獲得している。

 

⬇️1次ラウンド展望 東京プール編

東京プール展望 韓国編

東京プール展望 オーストラリア編

東京プール展望 チェコ共和国編