アロー。
平成21年3月6日のスポーツニッポン。
遂に開幕したWBC2009。東京ドームで開催された1次ラウンド。すなわち東京ラウンド。
2006年の第1回は静かに始まった印象があるが、第2回は宮崎キャンプからマックスの熱量で、チケットも争奪戦となった。
2009年と2023年は、ファンの熱量に侍ジャパンが結果で応じたような感じだ。
1次ラウンド初戦の先発はダルビッシュ有。2006年の第1回の初戦は上原浩治だった。
中国に対してダルビッシュは4回をノーヒット46球で完璧に抑えたが、打線は4点と大差での勝利とはいかなかった。初戦はいつもこんな感じだ。
まあどのチームにも平等に初戦はあるのだが。
大会を通じて不調だったイチローは、初戦の中国相手でもノーヒットだった。
なので、まあ「へこんだ」も頷ける。
侍ジャパンの大会第1号は後に無念の戦線離脱となる男・村田だった。
先発ダルビッシュから、涌井秀章→山口鉄也→田中将大→馬原孝浩→藤川球児という豪華なリレー。代表なのだから当たり前だが。
こういう過去の侍ジャパン、日本代表の投手リレーとか打順をふりかえると、なぜか魂に響く。そういう時代になってきた。
つまりは先達の侍たちの積み重ねである。