アロー。
平成20年8月9日のサンケイスポーツ。
前回のアジア予選で出場を決めた北京オリンピックの壮行試合。星野ジャパンの強化試合。北京オリンピック前にパリーグ選抜とセリーグ選抜の2試合が東京ドームで行われた。
わたしはこのパリーグ選抜との試合を見に行ったのである。だからこの新聞を買ったのだろうが、この頃はまだまだ野球界には夢と希望に溢れていた。
現実は大きくて堅い。
北京五輪イヤーである2008年シーズン、上原浩治は本来の出来とは程遠い状態で、調子が一向に上がらないまま日本代表に招集された。大丈夫か?という声はもちろんあったが、星野監督は上原の経験値を買い招集に踏み切った。
そんな背景があってのこの一面である。
星野ジャパンの先発はダルビッシュ有。2006年のWBC前では、王ジャパンの強化試合にプロ野球選抜チームで出場していたダルビッシュ。2年で日本代表のエースである。
オリンピックの強化試合なら、東京ドームではなく屋外球場でのデーゲームにすればいいのに、と思うのだが。