1992 アマ・プロ交歓試合チケット
1992年のバルセロナ五輪から、野球はそれまでの公開競技から、晴れて正式種目となった。
それを祝してかどうかは知らないが、アマチュア日本代表の壮行試合として、3月にアマ・プロ交歓試合が神宮球場で開催されたのである。
さらっと書いたがこれは当時としては画期的なことであった。
今でこそ侍ジャパンとしてプロもアマも同じ代表ユニフォームを着て、さらにはU-26プロ選抜VS.大学日本代表などの試合が行われたり、シドニー五輪ではプロ・アマ混成代表チームで戦ったわけだが、詳細は避けるが柳川事件以降、野球界においてはプロとアマは長い期間断絶状態だったのである。
それが、オリンピックを介して、雪解けへの第一歩となる試合が開催されたわけである。そんな画期的な試合のチケットだ。
スタメンは以下のとおり。
アマ日本代表
1. (二)西正文(大阪ガス)
2. (右)佐藤真一(たくぎん)
3. (中)小久保裕紀(青山学院大)
4. (一)徳永耕治(日本石油)
5. (左)川畑伸一郎(住友金属)
6. (三)若林重喜(日本石油)
7. (指)佐伯貴弘(大商大)
8. (捕)高見泰範(東芝)
9. (遊)仁志敏久(早稲田大)
(投)鶴田泰(駒澤大)
プロ選抜
1. (二)正田耕三(広島C)
2. (遊)小川博文(オリックスB)
3. (左)森博幸(西武L)
4. (指)西田真二(広島C)
5. (中)鈴木貴久(近鉄B)
6. (右)中島輝士(日本ハムF)
7. (一)大森剛(ジャイアンツ)
8. (捕)古田敦也(ヤクルトS)
9. (三)元木大介(読売G)
(投)野茂英雄(近鉄B)
プロ選抜のバッテリーはソウル五輪日本代表の野茂と古田!熱い!
外野自由席500円!やす〜い。欲し〜い。
夢グループ。
結果は9対10でアマチュア日本代表は敗れた。だが、序盤に8点をリードされながら、中盤に7点を奪い1点差にまで詰めよった。若手主体のプロ選抜相手とはいえ善戦である。