令和5年3月17日の日刊スポーツ。
MLB開幕戦の東京シリーズがはじまり、お祭り騒ぎなわけだが、テレビ観戦の身としては東京ドームもドジャー・スタジアムも変わらない。
山本由伸と今永昇太のマッチアップなら、むしろアメリカでの投げ合いのほうが感慨深い気もする。
ついでに、駒澤大学OBとしてはMLB開幕戦で先発する今永昇太に胸が熱くなるのである。
というわけで、メジャーリーグ開幕戦を横目に侍ジャパンのスポーツ新聞シリーズ。
思い出したように、ときどきやる。
前回の第5回から2次ラウンドが廃止となり、1次ラウンド以降は8チームによるトーナメント方式となった。
なので1次ラウンドを勝ち上がると準々決勝へと駒を進める。つまりはもう、ここからは負けられない試合となるわけである。
大谷翔平が二刀流で出場した準々決勝イタリア戦。
2点差に追いつかれたときはどうなるかと思ってドキドキしたが、岡本和真に、不調で5番に降格した村上宗隆、大会無双状態の吉田正尚と打線が爆発!
大丈夫でした。
大谷のピンチを伊藤大海が救い、そこから今永、ダルビッシュ、大勢と繋いだ。
準々決勝の前に、ダルビッシュはこの試合が日本代表として日本で投げる最後の試合になるかもしれないと発言していて、わたしは東京ドームで、ダルビッシュがマウンドに上がってからはずっと涙を流しながら見ていた。
マイアミ行きを決めた侍ジャパンだが突然の組み合わせ変更となり、準決勝はアメリカ対ベネズエラの勝者と対戦となるはずが、メキシコ対プエルトリコの勝者との対戦となった。
これがWBCの恐ろしさであり、アメリカという国の恐ろしさでもある。
まあ、結果的に見ればこれが大正解だったわけだからそれもまた恐ろしい。
1次ラウンドのプールCとプールDの順位が確定し、準々決勝の残りの組み合わせが決まった。
優勝候補のドミニカ共和国が1次ラウンド敗退となったが、勝ったプエルトリコは勝利後にマウンドに集まり飛び跳ねて歓喜していたが、歓喜するあまりに守護神ディアスが大ケガを負うという悲惨な結末となった。