侍ジャパンと、ユニフォームと

野球日本代表、すなわち侍ジャパンのユニフォームなどに関する二、三の事柄。日本代表ネタ、国際大会ネタがないときは野球カードでつなぎます。お許しを。

【WBC2023 1次ラウンド・フェニックス・プール展望 アメリカ編】

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⬇️アメリカ代表歴代WBCメンバーはコチラ

アメリカ代表 歴代WBCメンバー


WBC2023
1次ラウンド プール C

🇺🇸 アメリカ代表

🇲🇽 メキシコ代表

🇨🇦 カナダ代表

🇨🇴 コロンビア代表

🇬🇧 イギリス代表


前大会まではWBC本選出場は16ヶ国で、1次ラウンドは各プール4ヶ国のリーグ戦で争われていたが、今回からは出場が20ヶ国となり、1次ラウンドは5ヶ国で戦うことになった。
1次ラウンドは4つのプールに分けられ、それぞれ東京、台中、フェニックス、マイアミが会場となっていて、プールCはアメリカ・フェニックスで開催される。
侍ジャパンとは決勝ラウンドで対戦する可能性があるプールとなる。

まずは優勝候補であるアメリカ。

 


                                ⬇️Contents⬇️

 

 

 

 

 

アメリカ代表について

いわずと知れた野球発祥の国。
自国リーグの優勝決定シリーズをワールドシリーズと呼ぶ国である。
WBCとその他の国際大会ではまったく異なる代表チームとなるのは、キューバ以外の中南米の国々と同じである。
WBCに出場する代表チームが真のトップチームとなるわけだが、マイナーリーグの3Aや大学生で編成された代表チームで出場する五輪やプレミア12でも好成績を残せる層の厚さは他国を圧倒する。
また、昨年は新型コロナの影響で延期になっていたアンダーカテゴリーの世界大会が軒並み開催となったのだが、U-12、U-15、U-18と出場した(U-23は出場していない)ワールドカップのすべてのカテゴリーで優勝を果たしている。
それならトップチーム出場のWBCでは圧倒的な強さを見せつけてくれるのだろう、と思いきやそうはならなかった。真のトップチームだが、アメリカにとって最強チームを編成してきたかどうかとなると、そうでもないからだ。特に投手陣である。

さらにはWBCという大会に対する考え方も、アジア諸国やキューバなどとは異なる。大会当初はオープン戦感覚で出場していた選手がほとんどだった。

プールCでは頭一つも二つも抜けているような感じだが、メキシコには分が悪い。1次ラウンド突破は揺るがないだろうが、準々決勝でドミニカ戦を回避するには1位通過しなければならない。メキシコ戦が鍵となりそうである。

 

 

主な国際大会の成績

ワールド・ベースボール・クラシック

2006年 2次ラウンド敗退
2009年 ベスト4
2013年 2次ラウンド敗退
2017年 優勝

 

オリンピック

1984年 ロス五輪 銀メダル
1988年 ソウル五輪 金メダル
1992年 バルセロナ五輪 4位
1996年 アトランタ五輪 銅メダル
2000年 シドニー五輪 金メダル
2004年 アテネ五輪 アメリカ大陸予選敗退
2008年 北京五輪 銅メダル
2021年 東京五輪 銀メダル

 

プレミア12

2015年 準優勝
2019年 4位

 

 

WBC2023アメリカ代表メンバー

監督

マーク・デローサ

 

投手

アダム・ウェインライト(セントルイスC)
ライアン・プレスリー(ヒューストンA)
ランス・リン(シカゴWS)
マイルズ・マイコラス(セントルイスC)
ブルックス・レイリー(タンパベイR)
デビッド・ベッドナー(ピッツバーグP)
メリル・ケリー(アリゾナDB)
ケンドール・グレイブマン(シカゴWS)
ブレイディ・シンガー(カンザスシティR)
ダニエル・バード(コロラドR)
アダム・オッタビーノ(ニューヨークM)
デビン・ウィリアムズ(ミルウォーキーB)
ジェイソン・アダム(タンパベイR)
ニック・マルティネス (サンディエゴP)

 

捕手

J.T・リアルミュート(フィラデルフィアP)
ウィル・スミス(ロサンゼルスD)
カイル・ヒガシオカ(ニューヨークY)

 

内野手

ノーラン・アレナド(セントルイスC)
ポール・ゴールドシュミット(セントルイスC)
トレイ・ターナー(ロサンゼルスD)
ピート・アロンソ(ニューヨークM)
ジェフ・マクニール(ニューヨークM)
ティム・アンダーソン(シカゴWS)
ボビー・ウィットJr.(カンザスシティR)

 

外野手

ムーキー・ベッツ(ロサンゼルスD)
カイル・タッカー(ヒューストンA)
セドリック・マリンズ(ボルチモアO)
マイク・トラウト(ロサンゼルスA)
カイル・シュワーバー(フィラデルフィアP)

 

注目の選手

投手

ブレイディ・シンガー(カンザスシティR)
ロイヤルズの若きイケメンエース。鋭く小さく変化するシンカーにスライダーを低めに集める投球スタイル。

 

デビン・ウィリアムズ(ミルウォーキーB)

ジャイロチェンジアップ、もしくはエアベンダーと呼ばれるチェンジアップは、スライダー回転でスクリューボールのように落ちる魔球である。

 

ライアン・プレスリー(ヒューストンA)

アストロズの守護神。4シームにスライダー、そして高スピンカーブが武器。初対戦での攻略は困難そうである。


捕手

J.T・リアルミュート(フィラデルフィアP)
瞬足・強肩・強打の、世界最強捕手。


内野手
ノーラン・アレナド(セントルイスC)

メジャーデビューから10年連続ゴールドグラブ賞の三塁手であり、本塁打王3回、打点王2回のスラッガー。WBCは2退会連続出場。

 

ピート・アロンソ(ニューヨークM)
ルーキーイヤーに53本塁打で本塁打王のタイトルを獲得。デビュー3年で100号に到達。代表では一塁かDHでの出場か。


外野手
マイク・トラウト(ロサンゼルスA)
アメリカ代表主将。MVP3度受賞の現役最強プレイヤー。今回の史上最大のWBCは、トラウトの出場表明からはじまったと言える。

 

ムーキー・ベッツ(ロサンゼルスD)
トラウトと並ぶ現役最強プレイヤー。天賦の身体能力で、走・攻・守すべてが揃った万能選手。