侍ジャパンと、ユニフォームと

野球日本代表、すなわち侍ジャパンのユニフォームなどに関する二、三の事柄。日本代表ネタ、国際大会ネタがないときは野球カードでつなぎます。お許しを。

【侍ジャパンの歴史・記憶 アジアCS 2017】旗は振り上げられた、日本球界悲願達成の空へ向けて

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第1回アジア プロ野球チャンピオンシップ開催

新たな国際大会がアジア地域に誕生した。
アジア地域における若手選手の育成を目的とした野球の国別代表の国際大会である。
24歳以下(2017年の大会当時は1993年1月1日以降生まれ)、あるいは入団3年以内の選手が出場資格を有する大会で、その他オーバーエイジ枠として3名の出場が認められている。

WBC開催年の秋に行われる大会なので、侍ジャパンが常設化されている日本では監督が変わり、次のWBCに向けた新チームの土台づくり、新戦力発掘には最適な大会である。
第1回となる今大会は、3年後の東京オリンピックでの日本球界の悲願達成へ向けて、稲葉ジャパンの初陣となった。

 

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日本代表メンバー

監督

80  稲葉篤紀

 

コーチ

81  建山義紀
82  井端弘和
84  村田善則
87  清水雅治
88  金子誠

 

投手

11    野田昇吾(埼玉西武L)
16★又吉克樹 (中日D)
18    多和田 真三郎(埼玉西武L)
19    山﨑康晃(横浜DeNA)
20    近藤大亮(オリックスB)
21    今永昇太(横浜DeNA)
23    薮田和樹(広島東洋C)
25    平井克典(埼玉西武L)
30    石崎 剛(阪神T)
34    堀 瑞輝(北海道日本ハムF)
90    田口麗斗(読売G)

 

捕手

4      若月健矢(オリックスB)
10    近藤健介(北海道日本ハムF)
22    田村龍弘(千葉ロッテM)
62★甲斐拓也(福岡ソフトバンクH)

 

内野手 

1      京田陽太(中日D)
6      源田壮亮(埼玉西武L)
7      外崎修汰(埼玉西武L)
8      中村奨吾(千葉ロッテM)
12    松本 剛(北海道日本ハムF)
33★山川穂高(埼玉西武L)
63    西川龍馬(広島東洋C)

 

外野手

9     オコエ瑠偉(東北楽天GE)
37   桑原将志(横浜DeNA)
51   上林誠知(福岡ソフトバンクH)

★はオーバーエイジ枠

 

 

基本オーダー

1(二)京田陽太
2(中)松本 剛
3(指)近藤健介
4(一)山川穂高
5(右)上林誠知
6(左)外崎修汰
7(三)西川龍馬
8(捕)甲斐拓也
9(遊)源田壮亮

 

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予選リーグ:東京ドーム

第1戦
日本 vs. 韓国
🇰🇷  0 0 0  4 0 0  0 0 0  3   7
🇯🇵  0 0 1  0 0 2  0 0 1  4X   8
(日)薮田、 近藤、 多和田、 石崎、 野田、 山﨑康、 又吉、 堀 ― 甲斐、 田村
(韓)張現植、 具昌模、 朴晋亨、 長必峻、 金潤東、 咸徳柱、 李珉鎬 ― 韓承沢
【本】金 河成、山川、上林

 

侍ジャパンの先発は広島の薮田。
先制したのは日本で、3回裏に近藤のタイムリー内野安打で1点を奪った。
だが4回表に韓国は金河成のホームランで同点に、さらに河周錫の犠牲フライ、李政厚のタイムリーツーベースで4点を取り勝ち越した。
日本は6回裏に山川の2ランホームランで1点差に迫り、土壇場の9回裏満塁のチャンスに京田が押し出しフォアボールを選び同点に追いついた。
延長タイブレークの10回表、韓国は柳志赫などのタイムリーで3点を勝ち越した。
日本は上林の起死回生の3ランホームランで同点とすると、最後は田村のタイムリーで大会初戦をサヨナラで勝利し、稲葉監督の初陣を飾った。

 

 

第2戦
台湾 vs. 日本
🇯🇵  0 1 0  0 2 0  3 1 1   8
🇹🇼  0 0 0  0 0 0  0 0 2   2
(日)今永、 野田、 近藤、 平井、 堀 ― 田村、 若月
(台)林政賢、 羅国華、 彭識穎、 朱俊祥、 王鴻程、 王躍霖、 邱浩鈞、 陳禹勲 ― 厳宏鈞、 林祐楽
【本】外崎、朱育賢

 

侍ジャパンの先発は今永昇太。今永は6回を無失点、12奪三振という好投を見せた。
先制は2回表の外崎のホームランによる1点で、さらに5回には2死から京田のタイムリーで2点を追加した。
終盤にも松本、京田、外崎らのタイムリーで計5点を追加し台湾を突き放した。
最終回に平井が台湾の5番朱育賢にホームランを打たれるが、失点はその2点のみ。快勝で侍ジャパンは決勝進出を決めた。

 

 

 

 

 

決勝戦:東京ドーム

日本 vs. 韓国
🇰🇷  0 0 0  0 0 0  0 0 0   0
🇯🇵  0 0 0  1 3 2  1 0 X   7
(日)田口、 石崎、 山﨑康 ― 甲斐
(韓)朴世雄、 沈載敏、 金明信、 金潤東、 金大鉉、 李珉鎬、 具昌模 ― 韓承沢、 張勝賢
【本】西川

 

決勝の韓国戦、侍ジャパンの先発は田口麗斗。
4回裏に日本は外崎のタイムリーで先制点を奪う。さらに5回にも、満塁のチャンスでまたも外崎がタイムリー、西川もつづき3点を追加した。
6回には2死から山川にタイムリーが出てさらに2点を取り、7回裏にも西川のソロホームランで7点目を奪った。
投げては先発の田口が7回を無失点、つづく石崎、山崎康晃も得点を許さず完封リレーで試合を締めくくり、第1回大会優勝を決めた。


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アジアCSの可能性

BFA主催のアジア野球選手権大会とは異なる、アジア地域のプロ野球リーグ、NPB(日本)、KBO(韓国)、CPBL(台湾)主催の国際大会である。そのためアマチュア選手ではなく、プロ選手が出場する大会となる。
出場資格を24歳以下、入団3年以内としていて、若手育成を目的とした国際大会としている。
第1回大会からは、山崎康晃、今永昇太、近藤健介、甲斐拓也、源田壮亮、山川穂高などが侍ジャパントップチームへと進んでいる。この結果を見れば、大会の意義は一定以上はあったと思われる。
韓国代表からは具昌模、朴世雄、李政厚や、メジャー入りを果たす金河成などが選出された。

まだ第1回のみの開催で、新型コロナ感染拡大の影響により第2回は2023年開催となるのだが、とにかく継続してほしい大会である。
次回大会からはオーストラリアが加わり、4ヶ国による対抗戦となる。このように大会の規模が少しずつでも拡大していけば、アジア球界のレベルの底上げになるはずだ。
MLBという、世界の野球界における最大最強リーグに対抗できるのはアジア球界のみなので、このような大会の定期開催によりアジアの地位を上げていかなければならない。

 

 

アジチャン2017 チャンピオントロフィー