侍ジャパンと、ユニフォームと

野球日本代表、すなわち侍ジャパンのユニフォームなどに関する二、三の事柄

20200725200428

【侍ジャパンの歴史・記憶 96アトランタ五輪】打倒キューバへの道中で印した確かなマイルストーン。

1996年アトランタ五輪

f:id:wataridori73:20191127063921j:plain

日本代表メンバー

監督          
30  川島勝司     
コーチ         
31  垣野多鶴     
32  太田垣耕三    
33  井尻陽久     
投手          
11  三澤興一 →巨人 
12  森中聖雄 →横浜 
14  木村重太郎    
15  川村丈夫 →横浜 
16  小野仁 →巨人  
18  森昌彦      
19  杉浦正則     
捕手          
9  大久保秀昭 →近鉄
21  黒須隆      
内野手         
1  福留孝介 →中日 
2  野島正弘     
3  松中信彦 →福岡ダイエー
4  今岡誠 →阪神  
6  桑元孝雄     
7  井口忠仁 →福岡ダイエー
8  西郷泰之     
外野手         
10  中村大伸     
24  高林孝行     
25  佐藤友昭     
28  谷佳知 →オリックス

予選リーグ第1戦

オランダvs日本

   1 2 3 4 5 6 7 R
JPN 1 1 1 0 1 2 6 12
NLD 0 1 0 0 0 0 1 2

(日)三澤、森─大久保

予選リーグ第2戦

キューバvs日本

   1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 R
JPN 0 1 0 0 1 4 0 0 0 1 7
CUB 3 3 0 0 0 0 0 0 0 2x 8

  (日)小野、木村、森中、森─大久保
【本】佐藤、福留

予選リーグ第3戦

日本vsオーストラリア

   1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
AUS 0 1 0 0 1 7 0 0 0 9
JPN 2 0 0 0 0 1 0 0 3 6

  (日)川村、森中、森、木村─大久保
【本】井口、高林、大久保

予選リーグ第4戦

日本vsアメリカ

   1 2 3 4 5 6 7 R
USA 7 0 0 0 7 1 0 15
JPN 2 0 2 1 0 0 0 5

(日)三澤、木村、森中、森─大久保
【本】高林、松中

予選リーグ第5戦

ニカラグアvs日本

1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
JPN 6 2 0 0 2 0 0 2 1 13
NIC 0 2 0 2 0 0 2 0 0 6

(日)杉浦、木村、川村─大久保
【本】松中、佐藤、谷、福留

予選リーグ第6戦

日本vs韓国

   1 2 3 4 5 6 7 R
KOR 1 0 0 0 0 3 0 4
JPN 0 0 2 3 5 3 1 14

(日)小桧山、杉浦─高見

予選リーグ第7戦

日本vsイタリア

   1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
ITA 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1
JPN 1 2 0 1 3 2 1 2 x 12

(日)三澤、木村、森─大久保、黒須
【本】大久保、今岡
 

準決勝

アメリカvs日本

   1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
JPN 0 3 0 0 3 0 2 2 1 11
USA 0 0 0 0 0 2 0 0 0 2

(日)杉浦、川村─大久保
【本】大久保、今岡、高林、松中、井口

決勝

キューバvs日本

   1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
JPN 0 0 0 1 5 0 1 0 2 9
CUB 3 3 0 0 0 4 1 2 x 13

  (日)杉浦、木村、川村、森中、森、三澤─大久保
【本】松中、谷

基本オーダー

1 RF 高林
2 LF 西郷
3 CF 谷 
4 1B 松中
5 大久保
6 DH 佐藤
7 SS 井口
8 2B 今岡
9 3B 福留


オリンピック正式競技となって2大会目である。バルセロナでの銅メダル以上を、という目標を掲げて4年計画で臨んたオリンピックであった。日本代表史上最年少で選出された福留孝介をはじめ、松中、今岡、井口、谷など後にプロ野球で活躍する選手が多数出場している。
キューバ代表にはリナレス、キンデランなど。オーストラリア代表にタイガースJFKの一角ジェフ・ウィリアムス。アメリカ代表にはジェフ・ウィーバー、ジャック・ジョーンズ、チャド・アレン、グライシンガーなどが選出されている。

大会3週間前に選手村入りするなど周到な準備を重ねていたが、エース杉浦、中継ぎの軸である森らのケガにより予選リーグから苦戦を強いられることになった。
初戦のオランダ戦は7回コールドで勝利するが、そこからまさかの3連敗である。最大のライバルであるキューバ戦をサヨナラ負けで落としたのが痛かった。つづく格下のオーストラリア戦も落とし、アメリカ戦では屈辱のコールド負けである。
予選リーグ中盤で早くも崖っぷちに追い込まれた日本代表。ここからはトーナメントのつもりで戦う、という川島監督の激からチームは変わった。残りのニカラグア、韓国、イタリア戦に圧勝。3位で予選リーグを突破する。ひとつ凄いのは4位で準決勝に進出したのがニカラグアだということだ。日本とニカラグアはともに4勝3敗で並ぶわけたが、直接対決で日本が3位となったわけである。このニカラグアの奮闘が日本を窮地から救った要因の一つでもあるわけだ。

準決勝はアメリカ戦である。予選リーグでコールド負けを食らってしまっている。さらには五輪前の練習試合でも大敗している。しかも完全アウェーである。圧倒的不利の予想であったが、エース杉浦が6回を2失点に抑え、攻めては5本のホームランが飛び出し圧勝であった。
決勝はキューバ戦。先発は前日同様エース杉浦である。高校野球か。というわけで序盤で6点を失うという展開。たが日本は5回に6点差を追いつくのである。たがまたすぐに勝ち越されてしまう。6人の投手をつぎ込むが、ことごとく返り討ちにあう。打撃戦を制することはできず、9対13で敗戦である。
日本代表は銀メダルである。打倒キューバは果たせなかったが、予選リーグでは1点差のサヨナラ負け、決勝では中盤に6点差を追いつくなど手応えはあった。完全に力負け、というほどの差ではなかった。バルセロナ五輪のときより、確実に距離は縮まっていたといえる。悲願成就までの旅の途中ではあるが、確かな成果を見せることはできたのではないだろうか。金以上の価値がある、と川島監督は選手たちの健闘を称えた。
オリンピックの野球はここを境に大きく変化する。4年後のシドニー五輪からはプロ選手が出場するのである。
出せ!小さくたって大声を。

baseball.p-goro.com
baseball.p-goro.com
baseball.p-goro.com