アロー。
平成19年12月3日のスポーツニッポン。
オリンピックのアジア予選は燃える。とにかく燃える。予選大会には、独特の緊張感がある。そりゃそうだ。負けたら肝心の本選への出場権を失ってしまうのである。
残念なのはオリンピック以外の主要国際大会であるプレミア12は予選がない。WBCには予選大会はあるが、日本代表は今のところ予選大会に降格したことはない。前回のオリンピックである東京オリンピックは開催国だったので予選は免除された。そのため侍ジャパンが予選大会に出場したのは2007年の北京五輪アジア地区予選が最後である。
だが2028年のロス五輪で野球競技が採用されることになり、2027年に実に20年ぶりにオリンピック予選に出場することになりそうである。やほほ。
北京五輪アジア地区予選の第2戦の韓国戦。先発は成瀬善久。
韓国戦は4時間2分の激闘だった。だが、長い試合だとはまったく思わなかった。テレビで見ているだけなのに、胃が痛くなった、そんな試合だった。
成瀬→川上→岩瀬→上原という投手リレー!なんちゅう継投だ!これが日本代表!という継投である。
野球の日本代表はオリンピックに出て当たり前、という空気があったが、プロ選手出場以降のシドニーでもアテネでも、アジア予選を勝ち抜くのはイージーなことではなかった。
2027年のロス五輪アジア地区予選となるであろうアジア選手権が日本開催だったら、何がなんでも見に行くぞ。